京都市内の仁丹看板【44】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

このシリーズ、今宵はこれを。

「浄土寺南田町」。例によって上京區となっているけど、浄土寺は現在は左京区である。

 

 

 

 

 

で、看板の横に掲示してあったのが、

「京都仁丹樂會」さんによる案内&解説&啓蒙。

 

さすがにこれらすべてを書き下すのはあまりにめんどい(笑)。スマホで見ていただいて大きく拡大してもらえば判読できると思うので、それでお願いしたいが(横着)、樂會さんが特に訴えたい(もちろんわたくしも)であろうことが、左側の紙に書いてある。

 

曰く、

「仁丹町名表示板」は、その場所にあってこそ意義のあるものであり、輝きを放つものです。これからも、このまま大切にして下さいますよう、お願いします。」

 

盗難が横行している昨今、そういった輩への牽制という目的ももちろんあるだろうが、これは看板の現所有者…つまりこの家の主に対しての切なるお願いに他ならない。

 

その背景には、建て替えや区画整理などで失われるケースが後を絶たないという現状があり、樂會さんの活動として、現所有者に対する保存協力のお願いということをされているようだ。もちろんこういった掲示は、所有者の許可の元で行われているものである。

 

 

これまでの感じを見る限り、このテーマにご興味ある方は少なそうだが(笑)、樂會さんのブログのリンクを貼っておく。実に濃く、深く、学究的で、感動すら覚える。

https://jintan.kyo2.jp/

 

ぜひご覧いただきたい。あ、わたくし会員ではないけれど、全面的に賛同している者であります(笑)。