2023年3月14日、11年ぶりの房総探索で訪ねた橋をご紹介。この日のネタで記事にしているのは、大釜戸隧道。
まずはこれ。
近隣のをここに集約したのか、お地蔵様がずらりと。
新鮮な花が供えられ、千羽鶴?的な供物があると思えばよだれかけも真新しい。地域で大切にされていそうで、こういうのは嬉しいな。
そんな地蔵堂に、
もたれかかる一本の看板。
向こうに見えているのがその橋だが、こういうの見ないなあ。完全に民間設置ですな。
はい、予告通り
2t制限標識の立った、白い橋。現在地こちら。
お名前も予告通り、
「新橋」であります。
余談だが、「橋」の漢字のバリエーションは実はけっこうある。昔は正確に記録しようとしてたんだが、環境依存文字だったりでいろいろめんどいので、今はあまり気にしてない(笑)。
お誕生日は、
「昭和四年八月竣工」。もうすぐ百歳になろうかという古橋である。
その特徴は、なんといっても
三径間の充腹コンクリートアーチ!
はい~、
もうカッコいい。
マルチスパンの充腹コンクリートアーチって、わたくしの経験値ではあまり覚えがない。初めてではないが、何処で見たっけかなあ。
この地に三径間のアーチ橋が架けられたのは、たぶんだけど、上流400mほどのところにある某橋へのオマージュ…というか、なぞらえてのことではないかなと思った。
まだ記事にはしてないのでこんなちっちゃい写真しか載っけないが(笑)、
こういう三径間の石造アーチ橋がありましてね。こちらに対しての「新」橋なのかなと。知らんけど。
この橋は2011年2月20日の第六次房総探索で訪ねており、今回は時間の関係で割愛したものの、プチ後悔している。改めて撮り直せばよかったなって。
さて、気を取り直して。
菱型開口部を連ねた欄干。
めっちゃいい。
橋上から望む、
こちら上流側。ちなみに川の名前は長尾川。
そして下流側。
向こうに見えるは、国道410号の七島橋。
渡って西側より正対。
いや~なんというか、品があるねぇこの橋は。
左側の親柱はお誕生日、そして右側は
「志んはし」。
しかしまあ、きれいな橋。
スッキリ上品に見えるのは、この白塗り効果もあるんだろうな~。
ちなみにストビューで見られる最古の画像は2014年のだが、その時点でも白かった。オリジナルはどうだったんだろうか。
東側へ渡り返して、上流側からのサイドアングル。
おあつらえ向きに、ここに川べりへ降りる階段があったので、もちろん行く。
こんな距離で見られるなんて、
なんて行き届いた橋(笑)。
しかも上流側ということで、
水切りがしっかり観察できるし。
丸みのある水切りって珍しいように思うが、どうだろう。たいてい三角形に尖らせてあるよなあ。そのためか?流下物がぶつかった痕跡が生々しかった。
折しも橋の下には、
鯉?がたくさん泳いでいた。
鯉って池のイメージがあるんだが、こういう海から200mちょいくらいの川にも棲むのね。なんならちょっとばかし海水混じってそうやけど。
最後に、自己満足な一枚を。
花を入れて撮るの、実は大好き。全然センス良く撮れないけど、いいのだ(笑)。
以上。