先日の遠征からの一発目は、「ある意味一番響いた」物件をご紹介。あくまで当社基準であります(笑)。
2023年11月24日、中国地方TSHO周遊の二日目午後。この趣味に限らなくても我が人生ではかなり経験値のない、「車道でつながっていない正真正銘の島」への上陸を果たしていた。それが瀬戸内海に浮かぶ大崎上島。瀬戸内海で他の島と橋で結ばれていない島としては、小豆島に次ぐ大きさ…に見える、知らんけど(笑)。
この島でいくつか事前チェックしていた物件があり、そのひとつである某橋に到着したところ、いきなり目に飛び込んできたのは、それとは別の、まったくノーマークだった橋。おおおお!?ってなった。
まずは事前チェックしていた橋へ向かったが、

そこから望んだこいつ、これが今宵のお題である。一見してなにか…お気づきに?
おもむろに接近して、
もうおわかりですね?
さよう、橋桁側面に橋の名前が書かれて…ではなくて、
切文字で取り付けられてる!おもろ!
もっと大きな橋だったり舟運のある橋であれば、側面に橋名が書かれていたり扁額が設えられていることがあるが、こんなサイズ、こんな立地でというのは…見たことない。あ、場所はこちら。
シカーモ。
「か」「い」「か」「ん」「は」「し」。
わざわざ切文字で、ひと文字につき二本から三本、取り付けるためのステーが桁から生えている。地味にめんどくさいもので、単なる銘板でもよかっただろうし、なんなら名無し(銘板や親柱無し)でも全然ありだったと思うのだが。いやこれは珍しい。珍品中の珍品じゃなかろうか。
あと、桁は鋼製だと思われるが、なにげに上面が太鼓橋ふうに膨らんでいるのが気になる。どうなってんだろうか。できるものなら川に降りて下から見てみたかったが、実はここ地味に人目が多く(後述…地図見りゃ想像つくだろうが)、それ以前に降りたら最後よじ登れなさそうだったので、叶わなかった。
東より正対。
これだけ見れば、まあなんともコメント浮かばないが。
「かいかんはし」なる名称は、きっと渡った先の建屋に関連したものと思われるので、これから確かめたい。
下流側にもやはり、
切文字の橋名。残念ながら、橋にまつわるこれ以外の情報は発見できなかった。
橋上から望む、上流側。
向こうに見えてるのが、事前にチェックしてきた橋だったが、完全にお株を奪われたな。
こちら下流側。
ちなみに川の名前は、原田川というようだ。この先200mちょいで、海へと至る。
さてこちら、
渡りきったところ。この建物がきっと「かいかん」なんだろう…
と思って表に回ってみたら、
「大西老人集会所」と表札が掲げられていた。
予想通り、いわゆる地域のコミュニティ施設。おそらく以前は「~会館」のような名称だったのかもしれない。なので漢字での橋名はほぼ間違いなく「会館橋」だろうとは思うのだが、切文字情報しかないため、あえてこれを記事タイトルとする。
で、先ほど渡ってきた東側には、
大崎郵便局がある。
けっこうひっきりなしにここに人や車がやってくるため、のどかなこの島にあってもかなり人目は多いのだった。
地域にとっての重要施設を結ぶ橋ということで、ああした切文字のような特殊なひと手間が施されたんだろうか。見たところ昭和40年代頃のものに見えるが、それ以前からここには橋が架かっていたのかもしれない(今昔マップでは微妙にエリア外…)。
ちなみに、ストビューでは2014年の映像が見られるが、集会所の隣には住宅が建っていたようだ。
そして、当時は桁の色が違ったようだ。ウグイス色というか。切り文字もサビサビ。
当たり前ながらちゃんと手入れされているということなんだが、Q地図様に載っていないということは、大崎上島町の管理ではないのだろうか。ちょっと調べた範囲ではわからなかった。
いや~、事前に色々調べて行くけど、いや逆にだからこそ、こういう偶然の出会い物件は嬉しい・楽しい・大好き(笑)。やっぱこういう出会いが醍醐味ですわ。
以上。









