【前篇】より続く。
キターーー!!
標的確認!降りて行けば到着だ。
これ撮った時点では、なにか掲示があることしかわからなかった。が、その内容は想像がついた(実際想像通りだった)。まあマイナーな人道吊り橋なんて、今や渡れないもの多々だから、そこはもう気にせず。
ガサガサ降りること数分で、
よっしゃあ到着!ありがたや。
…と思いきや…
あーしまった!獣害ネットの向こう側やし!
崖の上でネット(と激藪)に阻まれたわけだが、思えばそりゃあちゃんと下まで張り巡らすわなあ。つうか、こうして獣害ネットの向こう側という「ケモノの世界」に取り残されているといううことは、この橋がもう使われていない…「ヒトの世界」からこぼれ落ちた存在だということなんだろうな。
もちろん、このまま指をくわえて見ているわけにはイカン。ネットの向こう側に行きたい…とはいえ、やわらかい獣害ネット、無理に乗り越えたら傷めてしまう(ちゃんと張ってあるものが乱れてしまう)。
となれば…
うーむ。ここしかないか。
よーし、
ちょっと待ってろ(爆)。
ゴールデンウィーク中とはいえ早朝の紀伊半島は肌寒く、この時はまだゴツイのを着ていたが、それらを脱ぎ捨て、仰向けでネットをくぐり…
今度こそ、
とうちゃ~く。
掲示内容はやはり予想通り。
「この橋(川根橋)通行できません 田辺市」
まあ、しゃーない。
主塔は、
けっこう華奢。
まあなんというか、
非常にオーソドックスな紀伊半島の吊り橋、って感じだ。
渡れるものなら渡りたかったし、
実際その気になれば(物理的には)渡れたかもしれないが、もちろん無理はしなかった。根性もないしな。
この川根橋、ちゃんとQ地図様にも載っており、1969(昭和44)年完成だそうだ(年下かよ…)。地理院地図では渡った先に道も建物表記もないが、もしかしたらここから直線距離で1kmほど下流に位置する向山の吊り橋と、対岸で通じている道があるのかも?ないのかも?(なんやねん)
最後にスマホの広角モードで、
足を入れて記念撮影(笑)。
もちろんこっから、
またネットをくぐって戻らないと。
この橋への正規ルートについてだが、ネットで遮られるまでは一応正解だったと思っている。あのまま直進して程なくあたりで、つづら折りで降りて橋へと至っていたのではないかな~と。
とりあえず、
この崖登って戻る(笑)。
以上。