黒蔵谷へなちょこアタック顛末記【8】 (和歌山県田辺市本宮町静川) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【7】より続く。

 

 

 

へなちょこはへなちょこらしく、潔く(どこがやねん)撤退。

 

振り返って再度目に焼き付ける、

今日イチの絶景。

 

美しい片洞門と、向こうの崖を横切る軌道跡の平場。まさかその間に、越すに越せない断絶があろうとは…。あーあ(未練タラタラやないかい)

 

 

 

 

 

まあ撤収が確定したことだし

美しい滝を愛でながら休息。滝はド素人なわたくしだが、決して無関心ではなくむしろ好きではあるんですな~。

 

 

 

 

 

見れば見るほどに美しい…というか絵になるこの滝、

おりしも太陽がほぼその上にやってきて、なんとも神々しい雰囲気に。

 

この滝は無名なんだろうか。黒蔵谷を遡上する沢屋さんからは、たぶん見えないように思う。さりとて滝屋さんはこの軌道跡を辿っては来ない(用がない)と思われるので、実はほとんど認知されていない滝なんではないだろうか。

 

 

知らんけど。

 

 

 

 

写真を見返してもよくわからないのだが、流れを渡る付近にちょうどいい石があって、その上仰向けになると、とても気持ち良かった。

 

思わずこのまま昼寝でもしてやろうか、なんて考えたもんだった。この後のことを考えて自重したが、結果的にそれで正解。この日この後は夕暮れを恐れながらの行軍になったので…まあそれはまた別の話で。

 

 

これはその石で寝っ転がってるときに撮った一枚。

まあ気持ちいいひと時だった。

 

 

 

 

 

去り際に、この一帯の動画を撮った。

ここまでの写真では滝の全貌が全然伝わってなかったかと思うが、動画を見ればスケールが伝わると思う。あと、片洞門~その先の美しい路盤と、ガリーによる断絶っぷりも。

 

 

 

 

 

ここを離れたのは…12時50分すぎくらいだったのかなあ。

 

 

 

 

 

帰りはあまり写真も撮らずにサクサクと。ただ、

隧道だけは動画を撮った。こちらも雰囲気を感じていただければ。

 

 

 

 

 

抜けて振り返ったこの写真が、

13時27分。

 

 

 

 

 

で、13時42分には、

こう(笑)。

 

 

 

 

 

ウェーダーを残していた黒蔵谷出合へ無事戻って、

お食事タイム。

 

相変わらず貧しい食事ながらも、ここなら何食べてもうまーい(笑)。

 

 

 

 

 

食後はしばしボーっと。

それでも10分~15分くらいだったかな。

 

 

 

 

 

さて、後は…

 

最後まで気を抜かずにね。

 

 

 

 

 

まあとにかく、

行きも帰りも、この大塔川入渓パートはホント気持ち良かった。でもこれ以上水量があったら、止めといた方がよさそうだ。

 

 

 

 

 

そして14時21分、

ノートさん、ただいま~。

 

 

 

のんびりと往復しての、4時間23分のへなちょこ探索。目的地までは到達できなかったが、自分で決めた通りに「無理をしない」を守れたことにはある意味で満足した。

 

この趣味は本来、多少の「無理・無茶」や「勢いで行く」という局面なしには基本的に成立しづらいのだが、そことの妥協点を探りつつ、弊社は今後も安心・安全を基本的理念として業務を推進して参ります(笑)。

 

 

 

 

 

以上。