【7】より続く。
へなちょこはへなちょこらしく、潔く(どこがやねん)撤退。
振り返って再度目に焼き付ける、
今日イチの絶景。
美しい片洞門と、向こうの崖を横切る軌道跡の平場。まさかその間に、越すに越せない断絶があろうとは…。あーあ(未練タラタラやないかい)。
まあ撤収が確定したことだし
美しい滝を愛でながら休息。滝はド素人なわたくしだが、決して無関心ではなくむしろ好きではあるんですな~。
見れば見るほどに美しい…というか絵になるこの滝、
おりしも太陽がほぼその上にやってきて、なんとも神々しい雰囲気に。
この滝は無名なんだろうか。黒蔵谷を遡上する沢屋さんからは、たぶん見えないように思う。さりとて滝屋さんはこの軌道跡を辿っては来ない(用がない)と思われるので、実はほとんど認知されていない滝なんではないだろうか。
知らんけど。
写真を見返してもよくわからないのだが、流れを渡る付近にちょうどいい石があって、その上仰向けになると、とても気持ち良かった。
思わずこのまま昼寝でもしてやろうか、なんて考えたもんだった。この後のことを考えて自重したが、結果的にそれで正解。この日この後は夕暮れを恐れながらの行軍になったので…まあそれはまた別の話で。
これはその石で寝っ転がってるときに撮った一枚。
まあ気持ちいいひと時だった。
去り際に、この一帯の動画を撮った。
ここまでの写真では滝の全貌が全然伝わってなかったかと思うが、動画を見ればスケールが伝わると思う。あと、片洞門~その先の美しい路盤と、ガリーによる断絶っぷりも。
ここを離れたのは…12時50分すぎくらいだったのかなあ。
帰りはあまり写真も撮らずにサクサクと。ただ、
隧道だけは動画を撮った。こちらも雰囲気を感じていただければ。
抜けて振り返ったこの写真が、
13時27分。
で、13時42分には、
こう(笑)。
ウェーダーを残していた黒蔵谷出合へ無事戻って、
お食事タイム。
相変わらず貧しい食事ながらも、ここなら何食べてもうまーい(笑)。
食後はしばしボーっと。
それでも10分~15分くらいだったかな。
さて、後は…
最後まで気を抜かずにね。
まあとにかく、
行きも帰りも、この大塔川入渓パートはホント気持ち良かった。でもこれ以上水量があったら、止めといた方がよさそうだ。
そして14時21分、
ノートさん、ただいま~。
のんびりと往復しての、4時間23分のへなちょこ探索。目的地までは到達できなかったが、自分で決めた通りに「無理をしない」を守れたことにはある意味で満足した。
この趣味は本来、多少の「無理・無茶」や「勢いで行く」という局面なしには基本的に成立しづらいのだが、そことの妥協点を探りつつ、弊社は今後も安心・安全を基本的理念として業務を推進して参ります(笑)。
以上。











