ウチでやらねばどこがやる!?との使命感により、知る人ぞ知る小ネタを…。
まずはこれ。
なんだこれ?ってなもんで。
実は、東海道本線の下をくぐる地下道なんですな。米原駅の構内と言ってもいいような位置なのだが、地図はあえて後ほど。
地下道だけど、鉄道的にはこれは「橋梁」でありまして、
お名前は「甲大よし Cb」。よしですと?
Cbはカルバートの意味だろうか?。カルバートの綴りはCulvertだと思ってるんだが、もしかしてCulvert bridgeとかか?知らんけど。
なんにせよ、別の銘板には
「甲大葭架道橋」と書かれていた。「よし」はこの漢字だったか。
それにしても、よくもこんだけ下手くそな写真が撮れたものだ。これは確か当時にガラケーで撮ったものだったと思うが、まあ酷い。
このあたりまでは、新幹線の下をくぐってきた。
米原駅の新幹線ホームは半地平のような位置なので、まあこういう低い地下道になる。
広い構内を持つ米原駅なので、途中にはこんな「明かり区間」があるのだが、
直上にはでっかい橋がのしかかっている。
ここでようやく地図を。
滋賀県道329号彦根米原線が米原駅北方で新幹線・北陸本線・東海道本線をまとめて跨ぐ、その名も米原跨線橋。その直下に、甲大葭架道橋はある。そのため、平面地図ではこのように米原跨線橋をポイントせざるを得ないんである。
在来線をくぐる区間は、
ガラッとテイスト変わって、切石の側壁。なんか、墳墓の隧道みたいで雰囲気ある~。
東側に抜けて、振り返り。
ここの雰囲気がまた、好きなのよ。
不思議な鉄柵(鉄扉)が残っていたのだが、もしかしたらこの地下道、以前は国鉄職員のための通路だったのを一般開放してのじゃないだろうか?この鉄扉の存在を説明するには、それが一番妥当性がありそうだけどな~。
こっからはおまけ。
まずは少し引きで。
東側出入口、このような奥まった場所にあるのだが、
ここは、
米原跨線橋の歩道への階段の裏になっていて、すっかり隠されている。
そしてその階段も、
米原跨線橋の分岐の奥にすっぽり隠されていて、そうそう見つけられないようなどん詰まりとなっている。この「ひみつ感」が好き(笑)。
地図を見ていただければ一目瞭然だが、滋賀r329と国道8号との接続は、跨線橋とR8との高低差を殺しきれないために、北行き(関ヶ原、長浜方面)と南行き(彦根方面)、左右に分岐しての接続となっている。
まあ実際のとこ、今回の写真は2009年撮影なので、現在はだいぶ様子が変わってるんだけどね~。ちなみに、上の写真と(ほぼ)同アングルをストビューから。
もしかしたら、甲大葭架道橋そのものも、ちっとばかり姿を変えてる可能性もあるな。
以上、少し異色かもしれない小ネタでした。