泉川橋 (京都市左京区下鴨泉川町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2017年11月2日、上京区~左京区ブラブラ歩きにて出会った、「世界遺産の中の」橋をご紹介。

 

 

 

 

まずはこれ…って、

どこが橋なんですか?みたいな。現在地コチラ

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、えーと、

ここが橋ですよ~。

 

世界遺産である下鴨神社の片隅に、ごくシンプルなコンクリート桁橋。ご覧の通り現地では何の情報もなかったが、帰って調べてみたら、京都市の橋梁長寿命化計画資料によって「泉川橋」と判明した。

 

 

 

 

 

 

 

この資料に載っているということは、

下鴨神社境内と言うべき立地ながら、この橋と道路が京都市の管理であることを意味する。資料において路線名は「市管理道路」となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下流側には、

簡易な堰の痕跡。現役なのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場で見た印象として、この橋、結構な古さじゃないのか?と感じたものだが、

資料にはなぜか架橋年が含まれていなかった(必要な情報だと思うんだが)ため、いつ頃の橋なのかは不明なままだった。が!いつものように救世主・全国Q地図様によりそれが判明。

 

 

その架橋年はなんと1925(大正14)年!マジか!

 

 

古そうとは思ったが、まさか大正にまで遡るとは。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワンスパンで跨いでいる。資料には「RC橋」とあるから、当然鉄筋が入っているわけだが。

実に100歳近い橋にもかかわらず、長寿命化の点検結果はⅡ(予防保全段階)。めちゃめちゃ長持ちしてるし!

 

やはり下鴨神社のご祭神である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)のご加護だろうかね?ええ、もちろん調べて書きましたよ(笑)。

 

 

 

 

 

こういう橋も楽しめるようになれば、一人前ですな(オマエ誰やねん)

 

 

 

 

 

 

以上。