2020年6月6日、鹿児島出張の前に立ち寄った福岡県久留米市で見つけた橋たちの中で、一番雰囲気の良かった橋をご紹介。
池町川に沿った道を進んでいくと…
おおっ、あれだ。
接近して見るに、
円形開口部を連ねた欄干、イイ感じだ。場所コチラ。
東より正対。
意匠的に昭和二十年代後半ごろの橋じゃないか?というのが第一印象だったが、さて?
右の親柱にはお名前…
なのだが、うーむ。損壊して判読困難だ。
左の親柱にはお誕生日だが、これまた見にくい…けど、
「昭和●十一年十一月」と読めるようだ。
第一印象から、きっと三十一年だろうとこの時は判断したのだが…。
橋上から、上流側を。
やっぱいいなこの欄干。背の低さもすこぶるGOODだ。
渡って西側より。
こうして見ると、案外幅員あるなあ。現地ではちっさい橋だと思いながら撮ってたけど。
で、こちらお名前判明。
「九三橋」。名前の由来が気になる系やな。
そしてお誕生日、こっちにもあったのだが、
うーむ、なんか「四十一年」と刻まれてるような気がするな。え~?このビジュアルで?
気になったので、記事を書くにあたって久留米市の橋梁長寿命化点検結果資料で確認したところ、間違いなく「1966年」と書かれていたから、間違いないんだろう。そんな新しい橋だったか。こんな古めかしい意匠がこの時期にまだ採用されていたとは。
まあそれでもわたくしより一年先輩なんだが(笑)。そりゃあ年をとるはずだ…。そういやわたくし、明日誕生日だわ(笑)。束の間、年齢追いつくな…。
橋上から、下流側。
なにやら、次の橋も香ばしそうだ。
もちろんこの後に直行したが、それはまた別の機会に。
最後にもういっちょ、サイドアングル。
街中の、なんてことない生活の橋。極めて地味だが、こういう橋もまた、尊い。
以上。