2018年9月24日、京都と大阪の府境・山崎を徒歩周遊し、電車からいつも気になっていたところを回った。そのうちのひとつ…いや、ふたつ?をご紹介。
まずはこれ。
見下ろす、長~い階段。
これだ。これが電車から見えていつも気になってたのだ。
電車?さよう。はるか眼下に…
あるでしょう?
手前の複線が阪急京都線、奥の複々線がJR東海道本線になる。
そうそう、現在地はコチラ。この地図を見れば、この長い階段がどこへ行くためのものなのか、すぐにわかると思う。わたくしも現地ですでに理解していた。
この長い階段、途中で斜度がさらに急になりつつ、
ガシガシと直下降していく。一体何段あったっけ…。
そしてようやく、今回のお題の橋梁まで降りてきた。
まずは阪急の、背の低いガーダー。
その下から振り返る、階段。
降りてくるのはいいけど、登るのはイヤですな…(笑)。
で、お次はJRのカルバート。
現代ボックスカルバートよりもひと年代古そうな香りがする。なぜなら、四角く切られた凹部とか、ごくシンプルながらも意匠が見られるから。昭和前半…ヘタすると戦前物件だったりするかも。
その下から振り返り。
街灯がいい味出してる。
断面は、カドが完全に直角。
これにも古さを感じてしまうな。
ところで、ご覧のように下に暗渠が隠れていそうだったので、記事タイトルも「橋梁」とした。
最後に、下の道路まで出ての振り返り。
わかりにくいが、鳥居の扁額には「観音寺」と掲げられている。手前の常夜灯に刻まれている文字は「聖天宮」。
これらにより、冒頭の階段のてっぺんにある観音寺、別名山崎聖天宮への参道であることがハッキリした。お寺なのに鳥居があるのは、神仏習合の名残ってことかな。
ちなみに一番目立っている右端の「安養院」は、阪急をくぐって大階段手前を右へ折れた方向にある寺院である。
以上。地味に異色な記事だったかも(笑)。