自分史上二番目にヤバかった件。 | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

つい先日記事にした、自分史上最大の危機。で、昨日の昼休み中にふと考えた。こないだのは間違いなく過去最悪のミスだったけど、あれに更新されるまでの最悪なミスによる危機はなんだったっけ?と。

 

 

 

 

しばらく考えて、思い出した。

間違いなくコレだわ(笑)。

 

恥ずかしいのでこれまでひた隠しに…いや、特に必死で隠してたわけでもなく、タイミングがなかっただけだが(笑)、2011年1月30日の第三次宮城県探索も終盤となった夕方に、これは起こった。雪道をバックしていて、ちょっと端に寄りすぎた…と思ったら、修正する間もなくズルズル滑って側溝に前後輪を落としてしまったのだった。あの、「ゴットン!」という音とケツに響いた感触は、未だ忘れられない。

 

 

 

この写真のタイヤ痕を見れば、

ズルズル引きずられて落ちたのが分かってもらえると思う。

 

 

 

 

 

 

場所はコチラ、そして

時刻は16時28分。

 

1月末のこの時間なんて、間もなく日が暮れるタイミング。当然レンタカーだから、この夜20時までに仙台駅前の営業所に返却しないといけないのだった。なのに、こんな郊外のこんな山ん中で側溝にハマって動けなくなるとか。

 

 

 

悪夢だ。まさに悪夢だ。

まあそれでも、こないだのに比べりゃ大したことない(笑)。

 

 

 

幸い携帯の電波がかろうじてあったので、迷いなくJAFに電話した。自力での脱出は2秒ほどしか考えなかった(笑)。そんな技術も経験もないし、かなりの確率で「脱出できない挙句に、レンタカーだけキズだらけ」というオチが見えすぎてしまったからだ。

 

電話がつながった時はホッとしたものの、この日は出動要請が多く、時間がかかりそうだとのこと。他にどうしようもないので、構わないのでお願いします、と。んなわけで、人っ子ひとりいない雪山の中で、いつ来てくれるともわからないJAFを待つこととなったのだった。

 

 

 

 

心細いし、レンタカー返却時間も気になる。少し遅れるくらいならアレだが、営業時間が終わるほど遅くなったら?延滞料金とかも発生するんかなあ…ツライなそれ…とか、いろいろ嫌なことを考えてしまったっけ(笑)。

 

 

 

 

 

 

とりあえずヒマなので、周辺を散策。

この林道の途中で、そういう事態となりました。

 

ヤバイ状況だが、それでも携帯が通じて、すでにJAFに連絡がついてる時点で御の字。こないだと比べれば、何ほどのこともないと思える、今なら(笑)。でも現場では辛かった。マジで。

 

 

 

 

 

 

車自体が傾いているので、車内にいても全然快適でない。ゆえに、寒空の下ずーっと外にいた。

 

脱輪地点を中心に、

行ったり来たり、歩きまわること1時間強。暗くなってくる間は、マジで心細かった。

 

ようやくJAFから、「間もなく到着します」の連絡。ありがたや~!

 

 

 

 

来てくれたJAFのお兄さん、現場を確認の後、立木とウィンチを使って、見事にレンタカーを引っ張り出してくださった。安堵とありがたさに、何度もお礼を言ったっけ(笑)。

しかも、雪が幸いし、車も(ほぼ)無傷で済んだミラクル。よく見ると少しはキズが入ってたのだが、返却時のチェックでも指摘はされず、ホッとしつつも罪悪感も(笑)。そう、めでたく返却時間にも滑り込みで間に合ったんである。

 

 

 

引っ張り出してもらった後、幹線道路に出るまで束の間後ろについた時に、感謝を込めて撮った一枚。お兄さん、本当にその節はありがとうございました。

 

 

 

 

こうして書いてみると、この時もまた複数のラッキーに恵まれていたなあ。わたくしのバックには、よほど強大な守護神が控えてくださっているに違いない。

 

 

 

調子に乗るな?はい、その通りです。あいすみません。