私的なSu-METAL礼賛【後篇】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【前篇】より続く。

 

 

 

引いてる?

それ、わたしの目を見て言ってごらん?

 

 

 

 

(笑)

 

ハイッ!ということでね!!

 

 

 

Su-METALの凄さを語るつもりが、単に好きなだけSu-METAL愛を語るっていう内容にスイッチして、書ききれずにこの【後篇】へ。バカですね~(笑)。

 

いやもちろん、一人でも興味を抱いて「聴いてみようかな?」という人が現れてくれたら、という想いで書いてますのよ。だから聴いてね(爆)。

 

 

 

 

つうわけで、この後篇ではコチラから。

2ndアルバム「METAL RESISTANCE」収録の“Amore-蒼星-”。

これもSu-METALソロ曲で、前篇で紹介した1st収録の“紅月-アカツキ-”と対になる楽曲である。

 

いずれもメロディックなスピードメタルだが、哀感漂うアカツキに対し、このアモーレは…なんというか、甘く幸福な高揚感、充足感、そんな言葉がよぎる、美しくドラマティックな曲調。うまく表現できないのだが、美しい煌めきを放ちながら天高く駆ける天馬、みたいな。(なんやそれ

個人的にはこの曲、まさにSu-METALのためだけに存在するような素晴らしい曲だと思う。これを歌いこなせる、歌ってサマになるのは…。ちょっと他の人が歌えるのが想像できない。

 

 

上の動画は2016年4月2日に行われた、ロンドンのウェンブリー・アリーナ(!)でのライヴ映像をメインにしたコンピレーション?で、音源自体はウェンブリーでのもののよう。とりあえず言葉は要らない。あまりに華麗なSu-METALの歌と舞いに悶絶しちゃってほしい!(キモッ
 

 

 

 

続いてコチラ。

同じく2ndアルバムからの“KARATE”。これはウェンブリーから2ヶ月後の2016年6月、イギリスのロックフェス、ダウンロード・フェスティヴァル出演時のライヴ映像。

 

 

イギリスはBMにとって、2014年ソニスフィア・フェスティヴァルでの欧州デビュー…いわゆる「ソニスフィアの奇跡」を果たした場所。オーディエンスをねじ伏せる圧倒的パフォーマンスで熱狂的に受け入れられ、その後のツアーも大成功した、いわば第二の故郷。

この時はウェンブリーをソールドアウトにしたその勢いのまま出演したわけで、曲が始まるやいきなり「Seiya!se、se、se、Seiya!」ってオーディエンスが歌ってる(笑)。国内フェスかよ!

 

中間部のブレイク、2分27秒~のMC、「声を聴かせて」と言ってイヤーモニターを外すとこ、コール&レスポンスから~のオーディエンス揺れまくり!いつ見ても鳥肌が立つ。そして4分11秒~、最後の「はーしーれぇーー!」で泣きそうになるのがわたくしのお約束(笑)。声のパワーが、もう…。

 

 

 

 

ここで、これまでと違うSu-METALをご覧いただく。

今のところBM唯一の 数少ないバラード“NO RAIN, NO RAINBOW”。これも2ndアルバムから。2017年12月、Su-METALの生まれ故郷、広島グリーンアリーナでのライヴ映像である。

 

バラードゆえなのか、この曲は初披露から賛否あったらしい。わたくしはまずアルバムで聴いて、普通にいい曲やな~との印象だったが、ライヴの動画を見て、「素晴らしい曲」に昇格した。

 

この広島での「NR,NR」は、この曲のベスト・ヴァージョンとしてファンに認知されている…らしい。わたくしも異議はない。この曲の歌詞は様々な解釈が可能だが、Su-METALが広島という生まれ故郷でこの曲を歌うにあたり、この町に刻まれた悲しい歴史と重ね合わせて表現したと考えることは、この映像での激しくエモーショナルなSu-METALを見れば、自然なこと。思わず引き込まれ、聴き入って(見入って)しまう。

 

ちなみに、体調不良を理由としたYUIMETALのライヴ欠席は、この広島から…だったと思う。そして、彼女が戻ってくることは、遂になかった。

 

 

 

ちょっとSu-METAL愛の激白(笑)からは離れるが、2018年というのは、BMにとって(ファンにとっても)非常に難しい時期だったようだ。

新年早々に、神バンドのギタリストであり核でもあった藤岡幹大氏の不慮の事故による訃報から始まり、前年からライヴ欠席が続くもその動向が伝えられないYUIMETAL、代わってサポートダンサー2名(~5名)を迎えて始まったワールドツアーでは、従来と打って変わったダークな衣装、メイクで度肝を抜き…いや、実際のところはファンの間では「落胆」のニュアンスでの反応が大勢を占めたようだ。この時期のBMを指して「ダークサイド」と呼ぶのは、いろんな意味が込められてるのかな(笑)。

 

わたくしがBMにハマったのが2018年12月ごろ、つまりダークサイド期だが、最初に見たのはいわゆる「カワイイ時期」の姿だったんで、ダークサイドの写真を見て確かに衝撃は受けたな(笑)。

なので自分の中でもこの時期は封印していて、実際にダークサイド期の動画を見始めたのは、この5月に“Elevator Girl”がリリースされてからなんで、つい最近だったりする。

 

 

 

 

そして気づく。

ダークサイドだろうがなんだろうが、やっぱいいわ、と。

 

 

 

 

そんなダークサイド期・2018年、ワールドクラスのライヴ・アクトとしてのスケール感がガツンとくるこれ。

6月、2016年から2年ぶりに出演したダウンロード・フェスティヴァルでのライヴ映像。楽曲は、今年10月発売のニューアルバムにおそらく収録されるであろう“Distortion”。

 

 

4月に読んだ「ぴあ MUSIC COMPLEX」掲載のインタヴューによれば、事前にYUIMETAL不在のアナウンスがなされないままに始まったこの体制でのツアー初日となるアメリカ・カンザスシティ公演は、バケモノ級の強心臓であるSu-METALをして、「(自分たちの客しかいないはずの)ワンマン・ライヴで、初めて怖いと思った」と言わしめた、試練のステージだったようだ。「YUIMETALのいないBABYMETALなど受け入れてもらえないのでは?」「この状態でツアーを続けていけるのか?」と感じるほどの。

 

そんなかつてない違和感と危機感の中、アメリカ~ヨーロッパと転戦するツアーを通じて、これまでに乗り越えてきた幾多の試練と同様に、今回も乗り越えられる!とひたすらに前を向いてパフォーマンスを突き詰めていった結果、「自分たちのやってきたことは間違ってなかった!」という気持ちで迎えたのが、ツアーの最終となるこのダウンロードだった、と述懐していたSu-METAL、2分33秒からのMCと煽り、その堂に入ったフロント・ウーマンぶりよ。この数万に及ぶオーディエンスを完全に掌握して、思いどおりに動かしてる!

 

2014年のソニスフィアでのあの必死さ、初々しさからわずか4年でこの貫禄には、恐れ入るばかり。その間の世界規模でのツアー、ライヴ、そして・・・試練によって積み上げた経験値。ただのアイドルとか勘違いしている人は大間違い。今では死語になりつつある?「叩き上げのライヴ・アクト」そのものである。

 

ちなみに個人的萌えポイントは、3分~の“Show me bigger circle!”の後の、人さし指くるくる。他のライヴでもやってるけど、あれ好き、大好き(笑)。

 

 

 

「カワイイ」から「カッコいい」へ。従前から明らかに変化したビジュアル・コンセプトには、明確に「カワイイ」要素を消し去る意図が感じられる。ダークサイド期を象徴する楽曲であるこの“Distortion”の激しい振付も、キュートさではなくダイナミックなムーヴメントとキレのカッコよさでグイグイ迫ってくる感じ。

 

わたくしの場合、幸いにもこのダークサイド期から間をおかずに、“PA PA YA!!”から始まった最新のBMを続けて体験できたので、よりはっきりと感じた。悪評サクサクだったダークサイド期は、絶対に必要なステップだったのだろうと。

 

このライヴ時、すでにSu-METAL20歳、MOAMETALも19歳の誕生日間近。もはや少女ではなく大人の女性へと成長してきていたし、「アイドルとメタルの融合」なんて形容をはるかに超える存在になったのは明白であり、別の新しいステップにチャレンジしなくてはいけない、そんな時期だったということだろう。YUIMETALが病欠していて、もとより「変化」を余儀なくされる事態を逆手に取り、あえて「カワイイ」」を封印した状態で、どのような反応があるのか、試したのだと思う。

そんな状態で、変化に対し厳しい声はありつつも、ライヴではこの盛り上がり。メンバーはもとより、関係者は大いに勇気づけられたのではないだろうかと想像する。

 

 

 

2019年6月28日の横浜アリーナ公演は、YUIMETAL脱退後初めての国内でのライヴとなった。二人体制となり、しばらくぶりに再始動するBMが、ダークサイド期を経てどのような形で新たな章を始めるのかは一切アナウンスされておらず、すべてはこの横アリで明らかになる、そんな重要なライヴだったわけである。

その運命の日、ステージに現れたBMは、ある意味原点に戻ったようなビジュアルだった。黒を基調とした、2017年ごろのテイストに近い衣装、そして髪型もSu-METALはポニーテールに(イェーイ・笑)、MOAMETALはツインテールに、それぞれ回帰した。そして、3名いるサポートダンサーの中から誰か1名が、YUIMETALのポジションに入ること、誰が入るかは公演によって選ばれる、ということも発表された。

 

とりあえず、この原点回帰的な新生BABYMETALは、熱狂を持って迎えられた。当然ライヴ参戦してないわたくしもネットで古参ファンの皆さんの歓喜の熱を感じ、こっちまで嬉しくなってしまったっけ(笑)。

続く29日は横アリ公演2日目、そこから飛行機で一気に英国へ飛び、なんと翌30日には「世界最大規模の野外フェス」である、伝統のグラストンベリー・フェスティヴァルに出演した。この強引すぎる日程、ムチャするっつうか、カッコいいつうか…(笑)。

 

 

そのグラストンベリーでのライヴ映像がコチラ。

ライヴの翌日7月1日に英BBCがアップした、BMの最新シングル“PA PA YA!!”。同日には以前記事にした公式MV(こちらは横アリ2日目・6月29日の映像を使用)も同時公開され、ファンのさらなる熱狂を煽った。そして…実はこのグラストンベリー版のほうが、カッコいいのだな、これが。

 

公式のもそうだが、とにかく楽しそうな3人が嬉しい。破壊的にノリのいいこの曲は、新生BMの象徴としての位置づけを不動のものにしていると思うが、このグラストンベリーでもしっかりと受け入れられている。…が、実はこのステージは、ほぼアウェイというべきものだったんである。

 

というのは、これまでBMが出演してきた多くのフェスは、基本的にヘヴィメタルやラウド系ロックのフェスなのに対し、グラストンベリーはより広範な…言い換えれば「非メタル」なフェス。伝聞情報によれば、チケットが完売してから出演が決まったらしく、よって(知ってるよ、って人はいただろうけど)BMを目当てに来たオーディエンスは皆無。

なんだこいつら?状態の数万人ものオーディエンス。これは怖い~!普通に考えれば、すくみ上がるシチュエーション。「あの」2014年、伝説のソニスフィアの再来のように。

 

しかし、そこはすでに百戦錬磨のライヴ・アクトであるBM、まったく臆することなくいつも通りの全力パフォーマンスで、ライヴ後の「NME」のインタヴューによると、数曲後にはオーディエンスが手を挙げたり叫んだり、確かな手応えを感じられたという。

 

初の「非メタルフェス」で残した、確かな爪痕。BMの次なる世界戦略として、超強行日程を押してでも出る価値がある、という判断だったであろうグラストンベリー出演は大成功、大きなステップだったと言えるだろう。

 

それにしても…横アリ2daysからソッコー飛行機移動、時差ボケのままでさらっとこの大舞台に臨むとか、もうたまらんですな(笑)。カッコいいわBABYMETAL

 

 

ちなみに、この大舞台でYUIMETALポジションをつとめたサポートダンサーは、横アリ初日に続いて二度目の登場となる、元モーニング娘。の鞘師里保。アイドルに疎いわたくしは存じ上げなかったが、モー娘。在籍時にはそのダイナミックなダンス・スキルで「絶対的エース」と呼ばれた人だそう。この人も多くの熱心なファンを持っている人で、かつここ数年は表立って活動することがなかったらしいので、今回のBMへのサポート起用は、多くの鞘師ファンからも歓喜を持って迎えられていた。

 

 

さらにこの鞘師嬢、その昔、Su-METALになる前の中元すず香が在籍していた「広島アクターズスクール」で同期?だったらしく、「歌の中元、ダンスの鞘師」と言われていたとか、そんな情報を、双方のファンがネット上でアツく語っているのを見て知り、そんな二人が紆余曲折を経て、改めて楽しそうに同じステージを共有しているなんて、不思議な縁もあるものだなあ~と、実におっさんらしい感慨を覚えた次第であった(爆)。

 

 

 

 

あー、めっちゃ書いてしまった(笑)。Yava!

 

 

ヤバイなこの量。ライヴも行ってないニワカのくせに。

 

 

 

 

 

でもとりあえず、Su-METALについては書きたいこと全部書いた…かどうかわからんけど、まあ満足はした。後半はなんかもうテーマが別モノになってたけど、熱のままに書き散らして、それもまたよし(笑)。

 

 

 

 

とにかく、この先まだまだ面白いことがありそうだ。

気が済むまで追いかけるとする、

BABYMETALを。

 

 

 

以上!

 

いろいろ勘違いしているところもあるかもしれませんが、前向きなご指摘なら真摯に受け止めますのでよろしくです(笑)。