行事神社裏の石製水路橋+1 (滋賀県野洲市行畑) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2015年5月9日、歩きで野洲を徘徊した際に見つけた…逸品。そう、逸品と言い切ってしまおう。
 
 
タメずに行きまっせ!
 
 
 
 
野洲駅からブラブラ歩くことしばし。
 
行事神社の裏手で…おおっ!
 
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アレは…水路橋!しかも石製、そして二径間ときたもんだ。
 
以前にお隣の守山市でも見たことがあるがそれは単径間、しかも上面には蓋がされていたのだが、こっちはフルオープンだ!
 
 
 
実に綺麗に
 
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刳り貫かれた石材。
 
てか、多分この石材、どっかの橋に使われていた石桁の転用ではないかと。
根拠らしい根拠はないんやけど、手前側の桁に刻まれた、ギザギザの切欠きみたいなやつ。ああいうの、よく石桁の底面に刻まれてるのを見るので。石を割る時の痕だと思ってるんやけど、どなたか詳しい方、ご教示を!
 
 
 
果たしてこの石製水路橋、
 
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現役か廃か?
 
その中間あたりかな(笑)。
 
 
 
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イイわ~(爆)。
 
さあ、これで萌えられる奇特な方は?
 
 
 
 
 
最後に、この石橋すぐそばの行事神社で、
 
 
たまたまイイもの見たのでご紹介。
 
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立派な扁額…の下に。そしてその奥にも。
 
 
 
 
コレ。
 
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いわゆる勧請縄(かんじょうなわ)ってやつ。
 
これは村と外の境目や、ここのように神社の鳥居付近に張られる注連縄で、集落によって様々な形のものがある。村に悪いもの、不浄なものを入れないための結界として張られているもので、滋賀県では湖南・湖東エリアを中心にあちこちで見ることができる。こうした呪い物で道とムラを区切ることを、「道切り」と言うらしい。
 
全国的に、土地によっていろいろな形でこういう風習は残っていると思うが、この行事神社で見たものはことに立派だったので、ついでにご紹介した。
 
 
 
 
以上、完結。
 
 
明日は一泊出張~。