【10】より続く。
まずは引き続き、建屋群の鑑賞を(笑)。



資料によると、ここを訪れて最初に目に入った建屋は、実は発電所でなく変電所のものだという。それに隣接した、つまり上の写真のものが、発電所の建屋だと。
で、付属するこの二つの小さな建屋。

向かって右が火造り所、そして左はトイレ・・・いや、あえて便所と呼ぼうか(笑)。
火造り所とは、薪などを使う際に、いきなり薪は燃えないため、枯葉、藁などで徐々に火力を上げる。そのための装置みたいなもの・・・だそうであります。その窯もあって写真撮ったんだけども、ボケボケすぎて却下(笑)。
角度を変えると・・・
Oh!丸見え~(爆)。
開放的なお手洗いでございますね~。てか、最初から壁がなかったように見えるのは・・・気のせいか?
山手からの全景。

しみじみと、素晴らしいですなあ…。
コレ、予告篇で使ったやつ。あーここまで長かった~(笑)。
ここで山側を見上げますれば・・・
どえらい傾斜に苔むしたコンクリ製土台。ピーンとキタね~。
キタんだけどその前に、右上になんかあるなあ。
なんだコレ?
巨大な風呂釜の一方が抜けたみたいな。
元々はちゃんと接地していたのだろうが、斜面が流れちゃった結果、この絶妙な感じでバランスを保ってるのか?
いやいや、なんなんだろうね・・・?
それでだ、この景。
コレは間違いなく、水圧鉄管を支えていたコンクリ土台!
水圧鉄管とは、導水してきた水を上部水槽から発電所へと落とす、言わば導水路の最終段階。
しかしこの斜面、斜度がハンパない。ただでさえここまでの探索でかなり足腰がキテるつうのに。めっちゃシンドイ・・・。
なのにだ、
土台は徐々にその高さを増してたりして。
つまり、実際の斜度以上に急角度で水を落としてたってことになる。
登るほどに

ハッキリとしてくる土台たち。
いよいよクライマックスが近い。
【12】に続く。