某発電所の関連遺構群 【11】 (S県某所) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【10】より続く。
 
 
 
まずは引き続き、建屋群の鑑賞を(笑)。
 
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資料によると、ここを訪れて最初に目に入った建屋は、実は発電所でなく変電所のものだという。それに隣接した、つまり上の写真のものが、発電所の建屋だと。
 

 

で、付属するこの二つの小さな建屋。
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向かって右が火造り所、そして左はトイレ・・・いや、あえて便所と呼ぼうか(笑)。
 
火造り所とは、薪などを使う際に、いきなり薪は燃えないため、枯葉、藁などで徐々に火力を上げる。そのための装置みたいなもの・・・だそうであります。その窯もあって写真撮ったんだけども、ボケボケすぎて却下(笑)。
 
 
角度を変えると・・・
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Oh!丸見え~(爆)。
 
開放的なお手洗いでございますね~。てか、最初から壁がなかったように見えるのは・・・気のせいか?
 
 
 
山手からの全景。
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しみじみと、素晴らしいですなあ…。
 
コレ、予告篇で使ったやつ。あーここまで長かった~(笑)。
 

 

 
さあ、いよいよ大詰め。
 
 
 
ここで山側を見上げますれば・・・
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どえらい傾斜に苔むしたコンクリ製土台。ピーンとキタね~。
 
キタんだけどその前に、右上になんかあるなあ。
 
 
なんだコレ?
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巨大な風呂釜の一方が抜けたみたいな。
 
元々はちゃんと接地していたのだろうが、斜面が流れちゃった結果、この絶妙な感じでバランスを保ってるのか?
 
いやいや、なんなんだろうね・・・?
 
 
それでだ、この景。
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コレは間違いなく、水圧鉄管を支えていたコンクリ土台!
 
水圧鉄管とは、導水してきた水を上部水槽から発電所へと落とす、言わば導水路の最終段階。
 
 
しかしこの斜面、斜度がハンパない。ただでさえここまでの探索でかなり足腰がキテるつうのに。めっちゃシンドイ・・・。
 
 
なのにだ
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土台は徐々にその高さを増してたりして。
 
つまり、実際の斜度以上に急角度で水を落としてたってことになる。
 
 
 
登るほどに
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ハッキリとしてくる土台たち。
 
 
いよいよクライマックスが近い。
 
 
 
【12】に続く。