今宵は、わたくしにとって大切な…とか言いながらもしばし忘れていた、そんなバンドをご紹介。ブリティッシュロック・マニアでもなければきっとご存じないであろう大英帝国の超重鎮、STATUS QUO(ステイタス・クオー)であります。
このバンド、実はわたくしと同い年なのであります。前身バンド時代も含めると、活動歴は50年を優に超える(!)超ベテランで、メンバーは結構変わってるんですが、バンドの核であり顔であるフランシス・ロッシ(Vo.G)とリック・パーフィット(G)の二人は不変…だったんですが…。
その音楽性は今も昔もブギ―・サウンド。時代を追うごとに洗練されてきてはいますが、基本的に日本では一番ウケないタイプの音(笑)。
まずは、1973年発表の6thアルバム「HELLO!」より、
彼ら初期の代表曲のひとつ、“Roll Over Lay Down”を。泥臭くヘヴィなハード・ブギ―でありますね。
いや、こんな泥臭いサウンドが、哀愁や美旋律をこよなく愛する我が国で受け入れられるわけがない(笑)。
でも古き良きロックファンなら、カッコよさを感じていただけるはず。
実際のところ、このバンドの人気というのは非常に特徴的で、母国イギリスにおいてはあらゆる年代から絶大な支持を集める、まさに国民的なバンド、しばしば女王陛下御用達、なんて形容詞も使われるほどの超重鎮なんですが、世界的には音楽の中心とされているアメリカではほとんど無名。あくまで母国イギリスと欧州を主戦場として50年以上活動してきたのですな。この凄味がまたねえ、ヘンコなマニア心をくすぐるのですよ(笑)。
続きまして、オリジナルアルバムとしては12枚目、
1979年発表の「WHATEVER YOU WANT」より、同名のタイトル曲を。ブギ―のリズムは不変ながらも、だいぶ聴きやすくなっております。
70年代半ばからは持ち前のポップなメロディセンスも前面に出てくるようになり、より洗練された楽曲として聴きやすくなっております。根っこは変わらないんですけどね。
そして、18枚目のアルバム、1988年発表「AIN'T COMPLAINING」より、
B面1曲目(笑)の“Cross That bridge”。
この時期はしばしの活動休止を経てのカムバック期で、売れ線狙い、という評価をされることもあるんですけど、ちょうどこの時期からリアルでファンになったわたくしみたいな人間には特に違和感なく…ってか、もう絶品のポップロックじゃないですか、コレ。
イングランド出身の彼らですが、この曲はまるでスコットランドあたりの舞踊曲っぽいノリで、文句なしにテンション上がります。
とは言え、今さら日本でウケるわけもなく、またバンド自身も日本市場を新規開拓してやろうって気負いもなく(笑)、我が国ではド・マイナーのまんまでありますが。
彼らの活動をフォローしてたのは、前半の四半世紀(笑)ほど。昔はとにかくよく聴いてたなあ。近年は(特に理由もなく)忘れていたのですが、つい先日にリックが2016年暮れに他界していたことを知り、今さらながらに大いにショックを受けたのでして…。遅ればせながら、追悼のつもりで記事にした次第です。
3つめの動画で白いテレキャスとストライプのジャケットを着たのがリック。こうなると、1997年の千載一遇の来日に行けなかったのが悔やまれるなぁ…。
R.I.P. Rick Parfitt.


