【1】より続く。
!!??
ココはどこ!?
前回からの脈絡のなさに混乱されたことでありましょう。
前回からの脈絡のなさに混乱されたことでありましょう。
説明しよう。
一本目の境隧道を抜け、進軍を続ける我々の背後から、想定外の音が聞こえてきた。それは、
一本目の境隧道を抜け、進軍を続ける我々の背後から、想定外の音が聞こえてきた。それは、
車のエンジン音。
やって来たのは、男性二人が乗り組んだホンダのバモス。もちろん、この林道を大手を振って通行できる唯一の存在、許可車両だった。
声をかけてきてくださったお二方、この奥のユーシンロッジにある吊り橋の保守にいくところだといい、
なんと!ユーシンロッジまで乗せていってくれるという!!
ぎ・・・僥倖っ・・・!(カイジふう)
それはすなわち、登りの歩行距離・時間を大幅に短縮できるだけでなく、最奥部に待ち受ける9号隧道へも一気に迫れることを意味する。なんというラッキー!
正直(天候の不順もコミで)、9号隧道への到達は微妙だと思ってたが、このワープはデカイ。なにしろわたくしには再訪のチャンスは限りなく少ない。しかもこの孤絶の地に労せずしてアプローチできたなど、まさに僥倖。
ココまで来たら行かない選択肢などない!
行くったら行くったら行くーー!!(…という想いがd氏にも伝わったようで…笑)
そして、ココの隧道群を車で抜けてくるなんて、貴重な体験だった。かえすがえすも
バモスのお二方に感謝!(写真左端に写っております)
と、いうわけで、
我々は、ここユーシンロッジへと一気にワープしてきたのであーる。
…あら、けっこう許可車がたくさん(笑)。
…あら、けっこう許可車がたくさん(笑)。
場所はコチラ。
かくして、時刻は11:58。まずはさらに林道を奥へと詰め、9号隧道を目指す!
来た道を少し引き返し、玄倉川に架かる橋へ。
右から左へ対岸を横切る平場が、玄倉林道の本線だ。9号隧道は、写真左方向へと進んでいく。
無名の橋を振り返り。
荒涼たる橋ですなあ…。
ちょうど本線へと合流したあたりに、
いつのものとも知れない通行止めゲートが。
そしてそこからすぐ、時刻は12:06。
冥府の門を思わせる(大げさ)ゲートが。
そもそも、はるか下に一般車両をシャットアウトするゲートがすでにあったことを考えると、ここまで来てのさらなるゲートは、なかなかに重い。
つまり、ここから先は、
さらに限られた者しか立ち入らないエリアなのだろう。
今にも泣き出しそうな空の下、心なしか緊張しながら脇をすり抜けたのを覚えている。
ガッツリと開かれた切通し。
そして
何もない路肩。
荒涼たる道路風景が続く。
途中で面白いものを発見。
放棄されたタイヤの下から若木が成長して、タイヤを絡め取ってしまっている。
いつの日か、タイヤを引きちぎってしまうのだろうか…。
12:18、沢を渡る暗渠が。
思わずオッ!となる習性(笑)。
コンクリートアーチの暗渠だった。
12:28、もういっちょ切通し。
カーブミラーが実にイイ。
お気づきのように、いかにもハードコアなご面相ではありつつも決して廃道ではないこの道。そこが白倉や父ヶ谷とは異なるところだ。
さあ、ユーシンロッジを発ってから歩くこと35分。
距離的にはそろそろあっても…
おおっ…。
【3】に続く。