【2】より続く。
暗黒隧道の、その先へ。
鉄板の構図やけど、こちらにも存在した扉の残骸が、異界へ誘われたような雰囲気を醸し出す。
抜けて振り返り。
魔窟感が凄い(笑)。
やはりこの破壊された(?)扉。コレが効いてるな。にもかかわらず、深く刻まれた轍。確実に「廃」ではない。
果たしてこの先は、
どうなっているのか?
木立を抜けた先は、開けているようだが…。
うーん…休耕地かな?
この先、道はどこにもつながっていない…はず。写真からはわからないが、すぐ向こうは菅原溜池。
このロケーション…もしキャンプ場とかだったとしたら、「13日の金曜日」でジェイソンが暴虐の限りを尽くしそうなイメージ(笑)。
あるいはスケキヨが逆さに突き刺さって…(もうええっちゅうねんw)
右を向くと、
う~ん、やっぱ私有地なのか…(汗)
深入りしないほうがイイなコレは。
…ってことで、
さくっと撤収。
まぁ、わたくし穴さえいただければ、用は済みましたので…(笑)。
まあもちろん、
帰りも通るんやけどね。
もう怖くないさっ(笑)。
というわけで、帰りに録った動画で雰囲気をお楽しみください。
こっちからだと、わりとすぐに明かりが見えるので、その意味では暗闇感をあまり感じていただけないのが残念(笑)。
ぶはぁ~。
改めてこの掘割、凄いねぇ…。
行きは隧道にクギヅケになっててスルーしちゃったわ(笑)。
この後、集落手前の畑で作業されているご婦人がいらしたので、速攻でキキコミをかけた(笑)。伺った内容を整理すると…
・隧道がいつごろ掘られたのかは不明だが、ご婦人がここに来られた40数年前にはすでにあった。
・隧道はいちおう通行禁止にしてあるが、「あくまで自己責任」で必要に応じて通っている。
・かつては山の向こうにも田畑がたくさんあったため、農作業のために掘られた隧道だが、今では山向こうでの耕作をされている方はいなくなったので、ほとんど通る人はいない。
・名称は特にないと思う。
・道は私道ではなくて町道のはず。なので、通っても問題はなし。でも隧道は自己責任で(笑)。
…というようなお話で、「実は今勝手に通ってきたんですけど、めっちゃ怖かったです」と言うと、真っ暗やからねぇ、と笑ってらっしゃった。
真ん中へんに、小さくご婦人が写ってます(笑)。
集落に密着した出自だった、あの暗黒隧道。
今ではほぼその役目を終えて、このまま「廃への下り坂」をゆるやかに辿っていくのだと思われる。
熟成が進んだ数年後にまた訪ねてみたい。そんな気がした。…さらに怖くなってそうやけどな(笑)。
以上、完結。