【前篇】より続く。
養生エリアを過ぎて、
ようやく「素の珊瑚橋」にご対面!嬉しい~。
いや~、サイドビュー鑑賞時には邪魔な歩行者橋やけど、
こういう時には超強力な存在やな~(笑)。
行きかう自動車に怯えることなく、舐めるよーに鑑賞できるのは嬉しい。
それにしても塗装の行きとどいたトラス。昭和8年の橋とは思えないほどキレイ。
いや~、
たまりまへんな~(爆)
申し遅れましたが、
この吊り橋主塔のような、そそり立つ塔部。
これこそが、下路カンティレバートラス橋最大の特徴。これ実際、吊り橋主塔と同じような役目を果たしている。
カンティレバーとは「片持ち」。この橋で言えば、2本の塔部からそれぞれ片持ちの桁が張り出し、流れの上に位置する中央の吊り桁を保持する形式になっている。
つまり、この橋を訪ねた当日の状態だと、
肝心なところがミエマセーン(笑)。
まるで袋とj(ry
まあ、仕方あるまい。
ちなみに歩行者橋の方も、地味に桁を吊ってるよな…でも華麗にスルーしておこう…(笑)。
珊瑚橋、東岸より。
東岸側の一径間は通常の桁橋となっていた。こうなると親柱の威容が際立つ。このわたくしが銘板を撮ってないところを見ると、多分西岸と同じく竣功年と橋名だったのだと思われる(笑)。
最後に、改めて予告篇で使った写真を。
これは駅へと戻る去り際に振り返って撮ったもの。
養生された塔部が、まるで要塞めいた重苦しさを感じさせる。1枚上の写真、東岸からの軽やかな印象とは、まさに鮮やかな対比を描き出していた。
こういう姿の珊瑚橋。やはり貴重な機会だった、ということにしておこう。
自分に言い聞かせてるんですよ、ええ(爆)。
以上、完結。