【3】より続く。
なんで正面から撮らないかといえば、藪のせいで正面からだと全貌を収められないから。
断固として、これより高い車は通さないのだ!と主張する高さ制限バーがいい。存外におざなりな取り付け方が、さらに哀感を誘う(笑)。
そして、あっち側の坑口には見られなかった(あるいは見落とした)ものが、こちら側には二つあった。
ひとつはこれ、配電箱。
も一つはコレ。
扁額。フラッシュ焚いたり照明当てたりしたが、どうしてもうまく撮れなかった…。
「平成16年度道路施設現況調査」によれば、この隧道のスペックは延長185m、幅員4.5m、有効高3.5m。そして竣功年は昭和36年。ビジュアルからの印象通り、昭和中期製だ。無機質なコンクリートトンネルも、人の手を離れて、ある意味新たな精彩を得る…と言うとおかしいかもしれないが。
さて。
そういえばこの隧道、接近しやすい割には不法投棄の類いがほとんどなかったなぁ、と今思った。これは高ポイント。
少し進入してみた最奥ポイントより、先に訪ねた向こうの坑口を望む。
極力フラッシュを使いたくない雰囲気重視派の自分としては、こういうテイストが大好き。
…やはりずっと泥の海のようだ。やはりこっちでも無用なリスクを冒すことなく、撤退。てことで、完抜けはしていない。
さあ、戻るか!
ヴッ…(吐)
最後に、現トンネルも紹介しておこう。
国道365号線・山中トンネル、織田側坑口。画像左上あたりが、予告編や【1】冒頭の画像の位置だ。