【前篇】より続く。
未成隧道の、未成隧道たる所以。
北側のみ、コンクリートで巻き立てられている。
ここで挫折したわけね…。だが、不思議と巻き立てに大きな綻びは見られない。潤沢な資金があったわけではないのに、コンクリートの質は案外良かったのか?
抜けた先は…
グゥリ~ン・ヘェール!!
(お好きなロック・ヴォーカリスト風でお楽しみください)
コッチから来なくて正解やったよ…。
隧道前の擁壁は
空積みですな、こりゃ。
イイ感じの石積み。建設時の、昭和初期のものだろう。地味ながら見逃せないポイントであります。
北側坑口を振り返り。
うーむ、イイ!
こうして見るとようやくトンネルっぽいが、鉄道トンネルとして使うのならもっと路盤を掘り下げないといけなかっただろう。もし電化するつもりだったのなら、なおさら。
そもそも、どうしてわざわざこのルーティングだったんだろう。現在車道が走っている北潟湖ぞいのルートなら隧道も必要なかったはずなのに。
昭和初期はもっと湖面が広かったのだろうか。
堪能した。
たまりませんなぁ、
この不条理感。
最後に、ローアングル2発。
今年のGW、「石川県シバキまわしツアー」の帰りに、久々にここをのぞきに行くルートも考えたのだが、結局やめた。が。
うん、やっぱ再訪したいわココ(笑)。
まさか埋まったりしてないよな。
とりあえずはrinさんにお任せしよう(笑)。
以上、完結。