水呑隧道(廃) (和歌山県田辺市鮎川~下川下) 【4】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【3】より続く。
 
 
 
 
 
やっとのことで出口へ到達。…の前に。
 
 
 
本来のコンクリブロック巻きを一部残し、坑口部分は分厚くコンクリートで巻き直されている。
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そのために少しだけ幅員減少。まあ大勢には影響なし(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
そして出口では色々なものが待っていた。
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右側に立てかけられて…いや、吹っ飛ばされて?いるのは、かつての進入禁止ゲート的なものの名残り?そして看板らしきものが2枚。
 
 
 
チェックしてみると、
 
 
 
 
 
 
 
「落盤の恐れあり 通行止  大塔村 建設課」が脇にどけられて、
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「工事中 危険 立入禁止」に置き換わっている。てか、この設置方法(笑)。
 
 
 
この看板には設置者の名前が書かれておらず、何者が設置したのかは定かでない。行政(自治体)によるものだとは思うのだが、公的な機関がこういう無署名の看板を掲出するものなのか~?
 
 
ひとつ確かなことは、さっき洞内で見たとおり、そして看板に明記されている通り、何らかの作業がこの隧道内で行われている。その最大の証拠がコチラ。
 
 
 
 
坑口前の排水工事跡。
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先人のレポートはどれもそのおぞましい水没ぶりが大きくフィーチャーされていた。にもかかわらず、本日わたくしがランラランとスキップしながら歩いてこれたのは(いや、してないけど)、こうやって大量の水を抜く作業が行われた結果に他ならない。これ、間違いない。
 
 
洞内の水を抜き、そして何が行われるのだろうか?何かに再利用するのか?この時はまさにその直前だったのだろうか?
 
 
 
 
 
 
 
ま、まさかの現役復帰!?
 
イヤイヤイヤ(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、改めてこっちの坑口を。
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洞内からも見えたとおり、こちらは全面的にコンクリ改修されて、オリジナルのポータルは跡片もない。どこにでもあるハニートラップ…もとい、ハニーボックスがここにも。
 
 
 
 
 
 
 
隧道探索という本来の目的は達したが、旧道を少し辿ってみる。
 
 
 
 
 
 
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 こういう開放的な坑口前の光景は、わりと珍しい気が。すこぶるイイ感じである。この大規模な排水工事跡、本気でしょ?(笑)。
 
 
ところで、右側に何か…?
 
 
 
 
 
 
 
 
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や、怖いし(爆)。
 
腐れたマットレスもおぞましいし、この赤ヘル。チャンピオン獲る前のラウダのヘルメットにクリソツ(笑)。帽体の仕様からして、相当古いメットっぽいですな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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不安な路肩の外は断崖絶壁。コッチから四輪で来るのはかなり怖いな~。てか、無理かも。c8e8ea27.jpg
 
 
旧道散策はココまで。戻るとしよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あとは、例によって走馬灯エンディングで。
 
 
 
 
 
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以上、完結。