琵琶湖疏水の開鑿、それは明治期を代表する一大土木事業であった。例によってボロが出るので解説はしない(爆)。各自調べろや!(ひど過ぎ…)
そんな琵琶湖疏水、一般的には琵琶湖~蹴上までの区間がフィーチャーされることが多い。確かに芸術的な樋門や水路隧道の数々、本邦初の混凝土橋など土木遺産まみれ(笑)のこの区間が最大の見どころなのは間違いないが、橋愛好者としては蹴上から先の疏水分線や、伏見までの鴨川運河も必見である。
今回のネタはこの鴨川運河に数多ある橋のひとつ。「アレ」が素晴らしいのよ~。2011年9月24日探訪。場所はコチラ。
まず横から見ていただこうか。
「どってことねぇ」って思ったでしょ?そう、残念ながらこの橋は架けかえられて、今ではどってことないコンクリ桁橋となっている。ただ、「アレ」が。
「じゃあ、アレってなんなのよ?」
橋野郎にはもうお分かりでしょう。
「どうだ!」
そう、親柱。
その疏水橋梁群屈指の芸術的意匠を
味わっちゃってほしい!!
端麗な書体と、
縦横のスリット!
デザイン性の権化のような
本当にこれが、
大正橋梁の親柱だと
いうのか!?
…と、たたみかけてみました(笑)。
いかがか?この垢抜けた意匠は。あまりに洒脱、あまりにモダン。現代においても完全に通用する、素晴らしいデザインだと思う。これで桁や高欄部がオリジナルだったら…。想像するだけでノーズからブラッドが(爆)。
季節のいい時に、疏水沿いをそぞろ歩いて橋めぐり。これ最高!数多の味わい深い橋梁群、おいおい紹介していきますが…ネタ大杉
以上、完結。