【前篇】より続く。
なんかあり得ない線形の予感バリバリ!いよいよ入洞!
…の前に(爆)。坑口を確認しておこう。
完全なコンクリート製トンネルだが、アーチ環と迫石を模した装飾が地味~に施されている。アーチ環の左端には小さな表示が。見にくいが「トンネル内点灯」と書かれている。そしてその上には簡易な信号?っぽい装置が。信号で制御していた時期があるのだろうか?てか、離合もできないのに止めてもしゃーないよなあ。反対側ポータルには何も付いてないので、やはり交互通行用ではないようだ。
ちなみにトンネルリストによるスペックは、昭和27年製、延長21m、幅員4.5m、高さ3.0m。この地味な数値では表せない驚愕の洞内ワールドへ、いざ。
お遊びはここまでだ!
にょ~!
にょにょ~!!
な、
なんじゃこりゃあぁあ!!!!
想像はしてたよ、こんな感じやろな~とは。ぐるっと回るんや~って。でもこれは想像のはるか上をイッてる。それだけでけしからんのにだね、
この斜度は何だね君ぃ!!
隧道の写真かコレが!!
…冷静になろう。が、しかし、今思い出してもテンション上昇を禁じ得ない。
この狭い洞内で3つのカーブミラー、広角レンズを使わなくても両側坑口が1枚の画像に収まるほどの急曲線、そしてアプローチの激坂がお遊びに見えるほどの超急勾配!どれをとってもまさに峠のヘアピンレベルだが、それが隧道って!
抜ける寸前振り返ると、こう。
と思ったら、車キター!
改めて、山側の坑口。前述の通り、信号?の有無以外はほぼ下と同じだ。
驚くべきことに、この立地で住宅が一軒。
さらに改めて驚くのは、この隧道の高低差。
画像手前に写るこの住宅の駐車スペースとおぼしき部分のはるか下に見えているのが、先ほど登ってきた隧道へのアプローチ路だ。
ここで再度前篇で紹介した下からの画像を見てみよう。