煙草小賣所 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2017年7月30日、ダホンちゃんでの近場徘徊の際に見つけた、シッブイやつをご紹介。いつもはオモシロ系のネタが多いんですが(笑)。
 
 
コレでございます。
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「煙草小賣所」。
 
「所」の字は、見たこともないへんてこりんな表記で、変換不可!
 
 
いや~、廃業して久しそうな元商店の壁柱に貼りつけられたままのコイツを見つけた時は嬉しかった~。一見して古そうだったんでとりあえず写真を撮っといたけど、現場で注目したのは「滋賀縣栗太郡」の文字。現・草津市になる前のものに違いない、ということ。改めて調べてみると、栗太郡の五ヶ村が合併して草津市となったのは昭和29年のことだったが…
 
 
実際はそんなもんじゃなかった。
 
 
 
この「煙草小賣所」看板は、1904(明治37)年の「煙草専売法」の成立により、葉煙草の買い上げから製造そして販売が国の管理下におかれるようになったことに伴い、大蔵省の専売局からの通達により作られたもの(「三重県総合博物館」HPより要約引用)
 
…なんだそうで、だからって必ずしも明治のものとは言えないでしょうが、相当に古い看板のようですぞ。
 

 

1985(昭和60)年のJT設立に伴う日本専売公社の解散をもって、この看板も役目を終えたわけですが、モノがモノだけに、今でも全国的に散見されるみたいです。皆様のお近くにも潜んでるかも?
 
 
 
場所は…伏せとこうかな(笑)。草津市某所、とだけ。