【前篇】より続く。
片洞門隧道(なんやそれ)を過ぎて歩くこと、わずかに2分。
実はコッチがメインだった、人道隧道が登場!
これまた小さい!そして、

今度はガチな完全素掘り。
凄ぇなこの遊歩道!(…遊歩道よね?)
現地はもちろん、その後の調べでも、この隧道の情報は一切不明。いつものことながら、申し訳ない…(笑)。
なので、
心おきなく隧道鑑賞に集中してくださいね!(←バカ
振り返り~の、
鉄板の構図。
延長は20mくらいかな?
真ん中あたりには、斜めに走る亀裂が見られた。
亀裂っていうとアレだが、これは地層のライン。保守されている道ということもあり、洞内に落石の類いは皆無で、非常に安定しているように見えた。
いや~、しかし、
こんなに市街地至近で完全素掘りの、しかも人道の隧道が見られるなんて、非常に貴重なケースじゃないだろうか。
まず一般的に、素掘り隧道自体が珍しい…一般的にはね(笑)。
その中で人道サイズの隧道となるとさらに珍しい。
その中で市街地至近となるとさらにさらに(笑)珍しい。
その中でモルタル覆工などされていない完全素掘りとなると、さらにさらにさらに(爆)珍しい。
これら四段階をクリアしたブツとなると、我が実経験値で思い出せる範囲では、掛川市近郊エリアと房総の一部だけくらいかなあ…。むしろ車道であればいくつか思い出せるけど…。

普通にコレモンやし。無添加天然やし。
惚れる。
抜けて、振り返り。


よくぞこの状態で保守し続けてくれているものだ。
行政は安全第一。その行政がこの状態に留め置いているってのは、よっぽど安定しているんだろうか。
もちろん予算的なこともあるかもやけど、
管理者であろう関市には、拍手を送りたい。
ブラーヴォ、ブラーヴォ、ブラヴィッシモ~(笑)
(謎のイタリア人)
引きで一枚。
まさに魅惑の遊歩道ですな~。
満足して引き返す。


こんなに優良なネタだが、意外にもこの業界で記事にしている人はこの当時から増えていない(たぶん)。わたくしもここを知るきっかけとなった先人の記事(コチラ)だけじゃないかと。
ここに御礼を申し上げておく。
以上、完結。