【4】より続く。
あっ・・・ という感じで、その時は突然に。
探索開始から23分、
コレは・・・終了か?
あまりに何の前触れもなく、信じがたい。まああの状態で先に道があったら、それはそれでイヤやけど・・・(笑)。
さあ、見届けに行こう。
あー、終わってるね、
完全に終わってる。
コレはドンツキの左路肩を撮ったもの。側溝が最後だけなぜか蓋がなく、そこでぶった切れている。
一応路面端点のイメージで赤いガイド線を入れてみた。こんな感じで、バッサリとブッタ切られている。
道が続くはずだったであろう、その先は・・・
うぇ(笑)。
そこは真性のグリーンヘル。路盤がぶった切れた先は1mほども落ちこんでいるので、実際は優に背丈を越える激藪。イヤや、絶対行かんぞ(笑)。
かくして、謎の未成道はこの何もない場所で突然に終わっていた。まさにサドン・デス。
改めて、端点の様子を。
いや、なにもわかりませんて(笑)。
左側のマルが、端点左端の蓋が外れた側溝位置。
そして、端点からの振り返り。
今や植生でよくわからんけど、こうして見ると少しは広くなってのだろうか。そうじゃなきゃ作業車の転回もできんしなあ・・・。
ところで、写真中央ちょい右になんか白いものが見えるだろうか?
アレは、
動物の頭蓋骨。
えも言われぬ閉塞感漂うこの未成道、その端点にふさわしいオプションのように思えた・・・。ちなみに少し戻ったところで、下顎骨も見つけた。
やはり、例のプレハブ内部をもうちょいしっかりと調べてみるかな。
・・・というわけで、端点から戻ること14分。
再びの、プレハブ小屋へ。
エントランス部(笑)には、棄てられた大量のケーブル。
で、内部は
うーん、あんまり気が進まんな~。床は腐って抜けてるし・・・。繰り返すけど、こういうのは業務範囲外なのよ(笑)。
おっかなびっくり、進入。
さっき外から見た電気釜。
・・・の横に転がるヘルメット。
異なる社名の書かれた、2種類のヘルメットだった。
その奥側にも、あんまり触る気になれない雑多なもの(笑)がひっくり返っていたが、その中で
足元の書類が気になった。
・・・うーん(笑)。
棚の上に散乱していたタウンページ?は、
93年秋~94年春愛蔵版だった。
年号で言えば、平成5~6年にあたる。うーーん(笑)。
この他には、特にめぼしい発見はなかった。が、状況証拠的にはやっぱり・・・平成5~6年ごろに建設中止された、ゴルフ場建設に関連した道路であろう、となりますな。バブルがはじけて数年、建設計画があえなく頓挫した、ってとこだろうか・・・。
ヘルメットに書かれていたふたつの会社の名前は、A木建設(株)とM本建設(株)。前者は、実は入口横のトラフェンスにも書かれていた。調べてみると、ゴルフ場の施工実績がわりとある会社のよう。このA木建設がメインとなって進めていた工事なのだろうか。
ちなみにM本建設のほうは、トンネルの銘板でも時々目にする、大阪の中堅ゼネコンである。
小屋の捜索は終了。撤収するとする。
この小屋からしばらくの戻りを、動画で撮ったので、よければご覧あれ。この道路に存在する付属の構造物をひととおりおさめているかと思う。