鈴の謎未成道 【4】 (滋賀県東近江市) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【3】より続く。

 

 
 
謎の広場を後に、進軍再開。
 
減ったり増えたりしながらも、
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この旺盛な植生は、ちょっと予想を越えていた。
 
これじゃあ、サッパリわからんな・・・。
 
 
いや、何がって、実は事前調査で航空写真を見たのだが、いくつか気になるものが見つかっていてですね。
 

 

 
ここで説明をば。
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前方右手に送電鉄塔が見える。
 
 
 
あれを基準に、次の写真をご覧あれ。できれば拡大して。
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写真中央の最下部に見えるのが、件の鉄塔。
 
赤丸は、先ほどの広場にあったプレハブ。ピンクは遠望した土管だが、この航空写真によると、その奥にも何やらいろいろあったっぽい。
 
で、黄色丸。これは・・・もしや廃車体?およそ一枚目の写真あたりだと思うんだが、見返していただくとわかるように、植生で何がなにやら。
 
で、青丸のところには、なにか小さいながらも背丈のある建造物があるようで、うっすらとそちらへ向かう道もありそうなのだが、それもこれも、もうさっぱりワカリマセーン(笑)。
 
コレは、冬場に再訪する必要がありますかな~。
 
 
 
ところで、二枚上の写真のところで、初めて眺望のきくところがあった。
 
これは右側の路外を望んだところ。
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遠くに見える白い屋根は、航空写真で左上に見えている物に違いない。
 
Google Mapの航空写真モードでは、こちらに延びているあの道(あぜ道?作業道?)が、この道と交差して青丸の建造物まで達しているような表現をしている。が、実態はご覧のとおり。そんな痕跡ナッシン!
 
結果的に、この未成道路の外が見える場所は、この数mほどの区間しかなかった。徹底的に隔絶された、まさにパラレル・ワールド。
 
 
そこから程なく。
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この右手にも、ここでしか見つからなかったものがあった。
 
 
 
それは、
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右手斜面に、明らかな踏み跡。
 
この道からエスケープできそうな、唯一の場面がここだった。
 
 
 
が、登ってみたらその先はすぐに
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ちょっとなんだかわからない・・・(笑)。
 
無理やり辿ったらどっかには出るんだろうけど・・・。しかしホントに謎しかないなあこの道は・・・。
 
 
この先で、
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道路はゆるやかに左へカーブしはじめ、
 
 
 
いきなり・・・
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ファッ!?
 
今日イチの激藪登場!?
 
・・・と思ったけど、接近してみると案外簡単に突破可能だった。ふ~。
 
 
で、またぞろ
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このような。
 
この道、こうしたアスファルトやセンターライン、またプレキャストコンクリの側壁やガードレールや側溝、排水溝などはこれまで見られたが、いかなる類いの標識、表示類も見られなかった。で、先述のように完全に周辺と隔絶された感のあるロケーション。
 
未成(未供用)道路、かつ私道であるということの状況証拠とは言えるが、それにしても・・・何か情報はないものか。

 

 
例えばこの少し先で撮ったこの写真。

 

 

 

 

 

 

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道路ど真ん中に生えるこの木の直径は、10cm近くあったと思う。
 
樹木により生育の早さは異なるだろうが、こんだけの木になるには何年くらいかかるものなのだろう。この謎道、誰が何の目的で、いつ作られ、そしていつ放棄?されたのだろう・・・。
 
 
やっぱ、あの小屋をもうちょい探るべきだな…と思った。
 
 
 
 
やがて・・・
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・・・あっ。
 
 
 
 
【5】に続く。