国見山石灰鉱業専用線の軌跡 【2】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
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車から望む、先ほどの鉄橋。すごくいい状態で残っている。
 
 
 
 
さて、車で鉄橋の先へ回ってきた。現在地はコチラ。
 
 
 
 
地図で見当がつくように、ここは小さな踏切だったのだろう。
そしてその先、伊勢地川にも橋が架かっていたはず。あいにく橋の痕跡は皆無だったが…。
 
 
 
 
 
 
さあて、ここから先ほどの鉄橋方向を振り返ると、
こんな感じ。レールが残る、極上の廃線だ。ただし鉄橋まで見渡す限り何もなさそうだったので、この先は歩いていない。この日は車でポイントに移動してその前後をチェック、という形だった。
 
 
 
 
そして振り返ると、
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いや~イイね~!あの架線柱も味わい深い。
 
 
 
そして、ここでウロウロしてたら50~60代くらいの男性に声をかけていただいたので、しばしお話。なんとこの男性、かつてこの国見山石灰鉱業で働いておられた、OBの方だったのである。そこで伺ったお話の要点をまとめると(4年以上前のことで忘れてしまった部分もあるのだが・汗)…
 
 
「石灰の搬出専用線として稼働していたが、セントレア(中部国際空港・2005年2月開港)の建設に使用するにあたって大量輸送が必要となったためにコンベアを整備し、その完成後に鉄道は廃止された。」
 
 
とのこと。予備知識の全くなかった自分にとって非常に興味深く、重要なものだった。なるほどー!だが、続いて男性がこともなげに語った言葉に、わたくしのテンションはMAXに。いわく、
 
 
 
 
 
「電気機関車はバラされたか転出したか定かでないが…」
 
 
 
 
 
 
 
 
「最奥にはディーゼル機関車が1台放置
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「もう1台が『埋まって』いる」という!!!
 
 
 
 
マジかーマジかーマジかーマジかー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
埋まってる!?
ナニソレ!?ナニソレー…ナニソレー…
 
お礼を言って男性と別れたが、頭の中はこのリフレインでいっぱい。マジでこの情報にはブチのめされた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
確かめずに去れるかーー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、改めて奥へと進んでいこう。踏切があった部分はこのようにレールが撤去されている。7aa6a9f3.jpg
 
 
この辺りは路盤にいろいろモノが置かれてるな~。
 
 
 
 
で、その先はこんな感じ。
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次の踏切跡手前より。シャッターの開いた小屋は地元消防団の倉庫だ。
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ココを過ぎ、右へカーブしていくと…
 
 
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また来ましたねー!
 
 
 
ふたつ目の鉄橋登場!
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スゲー!ここの廃線跡スゲーー!!
 
 
ひとつ目は支流だったが、今度は伊勢地川の本流に架かっている。この堂々たる鉄橋!
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現れた二本目の鉄橋を見届け、ここでまた車へ戻って次のポイントへワープ、対岸へ回ることとする。お楽しみはこれからだ!
 
 
 
【3】へ続く。