2014年6月21日、明日からの出張本番が朝早いので、前乗りで現地へ。明るいうちにホテルへ入れたので、さっそく周辺を探索。
…ということで以前記事にした羽根橋を後にして、合の川をさらに遡上。次もイイ橋だったものの、その後は二連続ハズレ。キリがないし県道の橋まで見て引き返そう、と決めた。
で、すぐに見えてきた県道の橋…だが、ちょっと…
手前になんかあるぞ?
場所はコチラ。
それは、遠目にも馴染みのあるオーラを撒き散らしていた。アレは、こんなところに在っていい橋ではない。
近づいてみて、ハッキリした。
この橋は、使われていない。
市街地の橋にあるまじき異様さを醸し出している、その要因は、サビサビの高欄。
そしてもうひとつは
橋上におっ立つミラー、そしてA型バリケード。なんなのだ一体。
その手前には、トドメのこの看板。
ハイ、ハイ、廃。立入禁止ときたもんだ、「通行禁止」ではなく。なぜかコッチにはAバリがないけれども。
コレはアレだな、公道じゃないな。
いや、て言うのも、すでに見えちゃってるから。
「堀越鉄工専用入口」。
そう、コレは鉄工所への入口に架けられた、専有道の橋だったのである。
しかし現在、この橋のたもとに鉄工所は見当たらない。さらに言えば、堀越鉄工なる事業者の事務所なり施設がある様子もない。
ちょっと調べてみたところでは、現在加須市内はもとより、埼玉県内にこの名前の事業者はヒットしなかった。すでに廃業されたのだろうか。
まあ事情はわからないものの、鉄工所は去り、入口の橋だけが取り残されている、というのが現在の状況のようだ。
鉄工所橋を県道から望む。
ん~、何かしら物悲しく見えてはこないか、この置き去り感。無用の橋。
むしろもう撤去してやって欲しい気がしたが、例えば所有者と連絡が取れないとか、何か事情があってそのままになっているような気がした。
最後に、よく見てほしい、Aバリを。なんと「堀越鉄工」さんのAバリだった。イメージすれば、橋の奥に鉄工所の建屋が見えるかのような。
あの奥の住宅群は、もしかすると鉄工所の跡地に建てられたのかもしれないな…。
以上、完結。
いや~今回は需要ないやろな~(笑)。