出張から戻り、本日はゆっくりさせてもらいました。ようやく通常営業に復しますが、やはり今回の最新ネタを1本、放り込んどきましょうか。というわけで、拙ブログ初の埼玉物件です。
2014年6月21日、明日からの出張本番が朝早いので、前乗りで現地へ。明るいうちにホテルへ入れたので、さっそく周辺を探索。
市内を貫流する合の川には昭和初期の趣ある橋が多数点在しており…という情報は知っていたし、数年前の出張でも、上流の羽生市で何本かステキ橋を見つけたりもしていた。でも今回下調べも何もしておらず、徒歩圏内でイイ橋に当たればラッキー!程度の期待で出かけた。が!
見当をつけて行った1本目がいきなりヒット!堰を併設したなかなかの逸品だった。そして今回ご紹介するのは、その上流に架かる橋。ちなみにアプローチは南側から。
場所はコチラ。
ちっさ!さっそく急行しましょ~。
じゃーん。
か~わ~い~いー。
まさにカワイイと表現したくなる、小ぶりな桁橋。ありそうでない、非常に個性的な欄干が目を惹く。そして、もうひとつ。
橋のたもとに在るものも。
コレは何かと言えば…
「羽根橋竣功紀念碑」
親柱の見当たらない橋だが、あっさり名称判明。いや、こういう立派な竣功紀念碑を持つ橋は、それほどないですよ?しかもこんな小さな橋なのに。
ささやかな橋なのに、なぜ立派な紀念碑が建立されたのか。それはこの橋が人々の寄付によって架けられたから、ということのようだ。右上に「寄附者芳名」。いろは順とあるのが時代を感じる(笑)。
「金百弐拾円 加須町役場」から始まって寄附者の列記が続くが、見にくくなってしまっている左下に、ようやく竣功情報を発見。
その左がちょっと判読しづらいのだが…名前は石川意至と読めるが、「石」の下の漢字?なんだと思いますか?「石工」ではないしなあ。
さて、改めて橋を鑑賞すると…
最大の特徴は、やはりこの欄干。
シンプルだけど、実にイイ。あ、ちなみに向こうに見えているのが、1本目の橋。記事はまたいつか。
北側より。