ここには、約120mとも130mともいわれる岐阜県下随一の落差を誇る滝が存在する。その名もニコイ大滝。にもかかわらず、一般的な知名度は皆無に等しく、知る人ぞ知る「幻の滝」といわれて久しい。なぜか?
かつてこの一帯は、観光開発の名のもとに橋やトンネルが造られた。時は昭和47年ごろから50年代にかけて。…が、その後計画は頓挫。現在では完全廃墟となり、安全管理の面から立ち入りが禁止となっているのである…。なので、一応自分も場所は伏せておこう。
あまり普段はこういうこと書かないんだが…
まっったく推奨しませんが、万一この記事を見て現地へ行かれる場合、くれぐれも自己責任で
お願いします。
ここはガチで危険です。
…でもコレ同業者には逆効果なんよね…w
じゃあ、逝きますよ…?
国道360号線から東の山中へ分け入ること数km、わかりにくいはずのニコイへのアプローチ、目印になるのは、コレ。
当たりだ…!「ニコイ高原管理センター」。心拍数が、上がる。
この年季の入った立入禁止看板、皮肉にもコレが廃のワンダーランドへの入り口を示す。
この先は、人外魔境。 …心の準備はよろしいか?
では…参りましょうか。
踏み跡は確実に存在する。心騒ぐほどに穏やかなイントロダクション。とはいえ右側は千尋の谷だが。
わかりにくいが、つづれ折りで高度を下げつつ、谷をトラバースしていく。
そして…最初のアトラクション、ヤバげなコンクリ桟橋登場!この先に出てくるモンを知らなければ、コレだけでテンション上がりそうな物件だが…。
てか…よく見りゃ、もうすでに「アレ」が…!
この時点でヤバイ。そしてそしてさっきもう見えてたよなあのコーナーまで逝くと視界が開けそして、
キ、
キターーーー!!!
後篇へ続く。