中島橋 【3】 (兵庫県朝来市佐嚢鉱山) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
 
 
神子畑小学校跡の散策を終え、
 
いよいよ中島橋の核心(言いたいだけ)に迫る!
 
 
 
それにはやはり下から観察するしかない。
 
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このアングルから撮影できてるということで、
 
 
 
なんと至れり尽くせりなことに、
 
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十分信頼に足る金属梯子まで完備!ありがたや~。
 
 
 
そして…梯子を降りる時点でもう見えちゃいましたよ、早くも核心が。すでに核心前からお伝えしておりますが。
 
 
 
 
 
タメずに行きますよ?くるっと振り返るとそこには、
 
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コンクリートアーチのポータル。
水路隧道だ!
 
流れ込んでいる支流は、水路隧道による完全暗渠となっていた!
 
 
 
 
この時は長靴を履いていなかったので、慎重に進んで、ポータル前へ。
 
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うおおお…コレはイカツイ…。
 
どこまで続いているのか、どのくらい続いているのか。漆黒の闇へと誘うポータルには、何の手がかりもない。
 
いや。
 
そもそも的に、支流という言葉を使ったものの、コイツは単なる川ではなさそうな。
 
 
 
地理院地図で確認してみると、
 
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ここには谷筋もなく、この方向にはヤマ(鉱山跡地)があるのみ。
 
この暗渠はおそらく、鉱山施設のどこかから来ているのではないだろうか。なんらかの水抜きというか、排水施設の吐口がこの中島橋直下、ということなのかと。
 
 
この奥、闇の彼方がどうなっているかはかな~り興味があったのだが、先述のとおり長靴を履いてきてなく、また時間的にもすでに夕刻。何より、来歴不明の未知の穴、しかも現役?の水路隧道に歩みいるのは危険すぎる。よって、深入りは自重した。
 
 
いや~驚いたわ。
 
 
 
見上げてみれば、
 
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橋とポータルの隙間が。
 
実は地上からも気になっていた、ちょっとした溝。
 
 
 
 
その正体がコレだった。
 
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仕掛けあるねぇ~面白いねぇ~(笑)。
 
 
 
 
 
ちと引きで。
 
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深淵からの水…かもしれない流れ。む~、なんかゾクゾクする(笑)。
 
 
 
 
 
続きまして~、
 
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間近で改めて 舐めてみた 舐めるように観察してみたが、コイツはやっぱり橋脚だ。完全に、橋を支えることのみを目的として存在している。
 
いや~、これまた驚いたわ~。
 
 
 
 
最後に一応(笑)、
 
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このスパンに関しては、ノーマルな桁橋だ。しかも思ったより状態がイイ(笑)。鉄筋の露出もないし。
 
 
 
 
 
河原より、全景を。
 
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大銀杏に抱かれた、異形の橋。
 
実は、いろんな意味でなかなか奇跡的な橋なのでは、なかろーか?
 
 
 
 
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以上、完結。