【2】より続く。
神子畑小学校跡の散策を終え、
いよいよ中島橋の核心(言いたいだけ)に迫る!
それにはやはり下から観察するしかない。
このアングルから撮影できてるということで、
なんと至れり尽くせりなことに、
十分信頼に足る金属梯子まで完備!ありがたや~。
そして…梯子を降りる時点でもう見えちゃいましたよ、早くも核心が。すでに核心前からお伝えしておりますが。
タメずに行きますよ?くるっと振り返るとそこには、
コンクリートアーチのポータル。
水路隧道だ!
流れ込んでいる支流は、水路隧道による完全暗渠となっていた!
この時は長靴を履いていなかったので、慎重に進んで、ポータル前へ。
うおおお…コレはイカツイ…。
どこまで続いているのか、どのくらい続いているのか。漆黒の闇へと誘うポータルには、何の手がかりもない。
いや。
そもそも的に、支流という言葉を使ったものの、コイツは単なる川ではなさそうな。
地理院地図で確認してみると、
ここには谷筋もなく、この方向にはヤマ(鉱山跡地)があるのみ。
この暗渠はおそらく、鉱山施設のどこかから来ているのではないだろうか。なんらかの水抜きというか、排水施設の吐口がこの中島橋直下、ということなのかと。
この奥、闇の彼方がどうなっているかはかな~り興味があったのだが、先述のとおり長靴を履いてきてなく、また時間的にもすでに夕刻。何より、来歴不明の未知の穴、しかも現役?の水路隧道に歩みいるのは危険すぎる。よって、深入りは自重した。
いや~驚いたわ。
見上げてみれば、
橋とポータルの隙間が。
実は地上からも気になっていた、ちょっとした溝。
その正体がコレだった。
仕掛けあるねぇ~面白いねぇ~(笑)。
ちと引きで。
深淵からの水…かもしれない流れ。む~、なんかゾクゾクする(笑)。
続きまして~、
間近で改めて 舐めてみた 舐めるように観察してみたが、コイツはやっぱり橋脚だ。完全に、橋を支えることのみを目的として存在している。
いや~、これまた驚いたわ~。
最後に一応(笑)、
このスパンに関しては、ノーマルな桁橋だ。しかも思ったより状態がイイ(笑)。鉄筋の露出もないし。
河原より、全景を。
大銀杏に抱かれた、異形の橋。
実は、いろんな意味でなかなか奇跡的な橋なのでは、なかろーか?
以上、完結。