突然ですが皆さん。
ネット上で見かけるトンネルの記事といえば、私らみたいなへんちくりんな例外を除けば…
そう、心霊スポットとしての取り上げられ方が非常に多いですよね~。
私らの業界…つまり土木構造物としてのトンネルを愛する人種の中では、心霊話など信じない、とする理性的な方が多数派であるように思いますが、
実はわたくし、
少数派のほう。つまり、まんざら信じなくもない(笑)。
正確に言えば、信じる信じないというよりは「そういう世界がないとは、言いきれませんよね~?」というスタンス。そもそもがネタとして嫌いじゃないし、オカルト、ホラー、ファンタジー系小説も好きな夢見がちなおっさんなのです。よって、そんなこともあるかもね…と心のどこかで思いながら入る隧道は、なかなかにわたくしのちっちゃなハートをいじめるのです(笑)。
で。
今回ご紹介するこのトンネルなんですが、
どうも
そっちの意味でガチらしい(瀧汗)
試しにまず「旗立トンネル」で検索してみてください…いや、遠慮なく(笑)。ポロポロと様々なサイト様の記事が出てくるが、心霊スポットとしてのこの物件に触れているものが多数。ここで注目すべきは、いわゆる心霊サイトでない、廃線探訪系のサイト様の記事でさえ、明らかにこのトンネルを
「怖かった」
と。
のみならず
「何かをたたくような音を聞いた」
と書いておられるのですよ、しかも複数。
さあ、さらにこのトンネルの別名である「太白山トンネル」で検索してみてください。
ドバーッと出てきたでしょ。いやになるほど。
悪いことにわたくし、
訪問前にコレらを見てしまったのですよね~(涙)
正直後悔しましたよ…。まあ、まずは行ってみよう。話はそれからだ!
前置きが長くなりましたな。時は2013年3月8日、第四次宮城県探索にて。
問題の物件、場所はコチラ。
先に基礎知識を申しておくとこのトンネル、実は、かつて国鉄東北本線長町駅と秋保温泉を結んでいた秋保(あきう)電気鉄道のもの。昭和36年の廃止後に、全面改造の上道路に転用されて現在に至る…というわけです。
この辺りでは、軌道跡は一般道に並行したバスの専用道路として使われています。先ほどの画像左側からこの場所で左へカーブし、正面のトンネルへ、という線形だったようです。
あの予備知識を刷り込まれた上でやってきた現地。すでに心理的ハードルはかなり上がってるわけです。と、とりあえず近づいてみるか…。
シャーベット状に融けた雪でビジネスシューズが滑る。注意しながら…
ずおーん。
予備知識だけで、お腹いっぱいよ~(嗚咽)。
入るのぅ~?マジで~?
【後篇】へ続く。
なんと同アングルの画像2枚で前篇終了(爆)