2013年5月12日、高島市朽木へ流れ橋を探しに行く際に発見した今回の物件…てか遺構。場所はコチラ。この後寄り道しつつ約1時間後には針畑大橋旧廃道へ。
国道367号線の旧道は、それこそここが現道だった時代から数えきれないほど走っているのに、
こんなんあったっけ~??
ちょっと見にくいけど
そこには一対の橋台が!ちなみに対岸のガードレールの向こうが現道でございます。
正対してみる。おりしも現道を車が通過中。
手前の取り付き部、意味があってかなくてか、木の根っこがドーンと転がしてある。そして残念ながら、此岸にも対岸にも親柱は残っていない。いや、もともと存在していたかどうかも不明だが、この立派な橋台からはかなりしっかりした造りの橋が架かっていたと思われるので、当然あったはず。それこそが、浪漫(謎)。
対岸がかつてはただの山だったことを考えると、現道の開削にともなって廃された橋ではないか?という推測が成り立つ。そうだとすれば、まだ橋が架かっていたはずの時期にも何度もここを通過していたはず。しかし当時は橋なんぞに興味はなく、あったのかなかったのかさえもまったく覚えていない(泣)。
そして振り返れば
旧道との取り付きもガードレールで遮断され、ちょっと往年の姿がイメージしにくい。いやマジで、記憶ないな。
そして向こうの石垣の上には
古くからのお地蔵様かと思ったが、どうも違いそう。よく見てみようと思ったけど、どうも遭難者慰霊か供養のためのようで、ご覧のように摘みたてのようなきれいな花が供えられていた。…よって、軽く手を合わせるだけにしておいた。
最初の地図をご覧いただきたい。旧道のもっと先から分岐し、トンネルの上をヒョロヒョロとこちらへ近づいてきて、山中でぷっつりと切れている道が記されている。裏付けは何もないのだが、ココにかかっていた橋は、かつてこの道とつながっていたのではないだろうか。そしてR367の新道開削時に、文字通り道ごと「削除」されてしまったのでは?