滋賀県道781(783)号麻生古屋梅ノ木線 針畑大橋旧廃道【1】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2013年5月12日、DAiNさん情報をもとに、朽木村(やっぱ未だにこのほうがしっくりくる!)は針畑川流域の流れ橋探しを敢行したのだが、その際に長いこと気になっていた廃道を探索してきた。
ここは免許を取ってから原付や車で幾度となく通った道であり、その一部が路線改良で廃道となっていることを発見してから、いつかはチェックしてみたいと思っていたのである。
 
で、本編に入る前に。
 
いきなりやけど、聞いてほしい。タイトルがなんかヘンなのに気づいていただいただろうか?
今回の路線、滋賀県道の麻生古屋梅ノ木線の路線番号は783。後で出てくるYahoo!地図とかの電子地図、県別マップルなどのロードマップ類でもすべて、783と表記されている。にもかかわらず…現地で実存するヘキサは、全線にわたりなぜかすべて781なのよ奥さん。
 
ほら、コレ。
 
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実はこの路線は、今回のネタの少し西の一部区間で京都市左京区を通るのだが、京都府道としては確かに781という路線番号が振られている。なんだけども…。ご覧のようにヘキサには、「滋賀県道」と明記されている。シカーーモ!!よ~く見ると、路線番号を783から781に貼り換えた形跡があるではありませんか!!
 
あまつさえ、滋賀県道781号という路線は、別にちゃ~んと存在するのだ。醍醐大津線。起点を京都市伏見区に持ち、徒歩でも厳しい横峰峠の不通区間で険道マニアには有名な路線だ。こ
れはどういうことか?正式に路線番号が変更されたのだろうか?場所が離れているとはいえ、路線番号の重複とかあっていいのか!?てか、かなり離れてはいるが、醍醐大津線も今回のネタも大津市内なんやけど…。とりあえず、かなり興味深いケースであることは確かだ。
 
 
 
そんな「783改め?781」だが、実はわたくし、783のままのヘキサを1か所確認しております。証拠写真がコチラ。
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2009年6月18日撮影なので現存するかどうかは不明だが、これは起点近く、高島市朽木麻生の当路線旧道に残されていたヘキサ。左の眼下に見えるのが現道である。蒼い弾丸号なつかしー。
 
 
 
 
 
 
 
 
長い前説はこのくらいにして、現在地はコチラ。 
 
 
路線的には終点近くとなるこの場所だが、今回は終点側から来た。さきほど書いたように、もう少しこの先へ進めば、京都市左京区かすめる。
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 言うまでもなく中央が現道。下りながら新しく架けられた針畑大橋へと続いている。ノートさんが停まっているのは、旧道部分のカーブ手前。ガードレールが描くカーブ通りに現道の場所を横切って、右へ分け入る旧道へとつながっていた。
 
 
ちょっと先から見ると、こう。
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 わかるかな~?
 
そして現道をまたいで続く向こう側を望むと、こう。
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あの先が、かつてよく走っていた針畑川沿いの旧道…そして今は廃道。つけかえられたのも頷ける、狭小パートが印象に残っている。果たして今の姿はいかに!?
 
 
 
 
 
 
 
 
行ってみよーー!
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【2】へ続く。