2016年5月3日、石川県シバキまわしツアー最終日。この日のネタで記事にしているのは、朝の手取川第三ダム、新旧・濁澄橋と豪華オプション。今回ご紹介するのは、濁澄橋から1時間35分後に立ち寄った物件…と、そこでの「現象」のこと。
まずはコレ。
目的は奥のヤツなのだが、こんなのありました。
ドアの横には、「白峰地震観測施設」とあった。あー、「穴系その他」ネタを無駄遣いしてしまった(笑)。
で、今宵のお題。一字ずつ分かれたパネルによる扁額は
「ライントンネル」。ケッタイな名前ですな~。
名前の由来は、後ほど知ることになる。場所コチラ↓
扁額が付いてるんだけども、実際はこれまだトンネルではない、ってのは、トンネル愛好家なら知ってのとおり。
トンネルじゃなく、
落石覆工、英語で言うところのロックシェッド。
坑門にこういうシェッドが付属したトンネルは多いが、トンネル延長にこの部分は含まれない。あくまで別個の構造物なんであります。
しかし…「ライン落石覆工」って、なかなか破壊力のある7文字やな(笑)。
このシェッドの中で、ちょっとした珍現象に遭遇した。
1枚目、2枚目の写真でわかる通り、この時薄曇りではあったものの、雨は一滴も降っていなかった。
のに、
んん??なんでここだけ濡れてんの?
…とか、記事構成上シラコい感じで書いてるが(笑)、現場では一目瞭然、けっこうビックリした。
そう、コレね。
予告篇で出したこの写真、どういうことかっつうと…
動画を見てみてくださいな(笑)。途中でわたくしのリトルフィンガーが映りこむのはご愛嬌ってことで。
あ、音量注意でお願いします。
見なくてもわかるように(笑)。
つまりですな、
まるで滝のように、シェッドの上から水が落ちていた。
確かに風が強かったこの時、落ちてきた水が強風でシェッド内に吹き込んで、まるで暴風雨の日みたいになっていたのであります。動画内、風切り音が強烈で、この時の強風を感じていただけると思う。
たぶん、水は常に落ちているのだと思うが、天候は雨じゃないのに局地的にびっしょびしょになっているのが面白かった。
さてさて。
シェッドの奥が、ようやくトンネル本体。
シェッドは1年遅く出来たんやな~。それがどうしたと言われれば何もないけど。
向こう側へは車でワープ。
照明はあるものの、点灯してなかった。
振り返って、
北側坑口。こっちは普通の扁額。
ちなみに、トンネルの先は、
この時通行止めになっていた。
なんでだったか理由は忘れたけど。だから照明点いてなかったのかな?
ココから望む、
アレ。なんだと思うかね?
すぐそばを流れる手取川の対岸を走る国道157号線。あれに見えるは、桑島隧道の長大なスノーシェッドである。
さて…すでにお気づきの方も多かろうが、
あるね~ミニ公園っぽくカムフラージュした旧道が。
そのドンツキには、こんな案内が。
「桑島化石壁」。
あんま興味ないのでよく見なかったが、この先の崖がそれのようだ。
それよりも。
わたくし、ここでまたも珍?現象に遭遇したんである。
案内のすぐそば、立入禁止ロープのすぐ手前、
ここでも正体不明の降水が。
コレ、さっきのヤツよりも謎が深い。全く雨が降っていないのに、どこからともなくこの目前のピンポイントなエリアにだけ水が降ってくるんである。
崖の上からの水が、絶妙にこの場所に吹き流されてくるんだろうか?でもそれなら、もっと霧状に広がって、こんなピンポイントな地面の濡れ方にはならないと思う。実際、この中にいると水がかかるのを感じたが、外に出るとそれはなくなった。
わたくしがバカなだけかもしれないが、ガチに謎である…。
ところで、立入禁止ロープの先の岩肌に、何か碑が埋め込まれている。こういうの、ヤメてほしいよなあ…タチ悪いわ(笑)。
入っちゃったやんか~(笑)。
「手取川流域の珪化木産地」。
期待してたようなもんじゃなかったが、冒頭の記述でトンネル名称の由来が判明した。改めてよく読んでみたら…けっこう貴重なモンが失われてるんじゃないの、コレ?
やはり気になる、
旧道の佇まい。
いや~この旧道はアカンですな。トンネルは必然だったに違いない。
堪能した。
戻ります。
しかし…あの謎のピンポイント降水は改めて気になってきた(笑)。
最後に。7枚上の写真の逆アングル。
R157、桑島隧道のスノーシェッド出口付近から望む、ライントンネル北側坑口付近。
こうして遠望すると、やっぱあの謎の降水は崖上のどっかからピンポイントで降ってきてるとしか思えないな…でも…どっから?
何も解決せず、完結(笑)。