【2】より続く。
二つめの掘割から引き返して、
戻ってきた、ホットスポット。
よーく見てちょうだいな。
拙ブログのお客様であれば、あえて説明せずとも、あそこに見える光景の凄さはおわかりだと思う。
コレはぜひ降りて接近してみたい!
というわけで、なんとかして降りてきたら…
うひーー素敵すぎる! !
ここは往路で見えた、いつだかの疏水遺構の上。
行く手が気になりすぎるが、
その前に触れずにはおれない、
この素晴らしい石積み。
見たところ、モルタルなど充填材のない空積みながら、全くといっていいほどに綻びが見られない。昔の人は凄い技術やな~…。
そして…なんといっても!
コレでしょう!!
まるでバターの塊を熱したナイフで切ったように、疏水の幅だけスッパリと断ち割られた岩は、本来はそびえ立つような巨岩であったはず。
それを、道路と疏水それぞれの掘割で克服…という地味な言葉よりは、「一刀両断」とかそんな言葉を使いたくなる、圧巻の光景だった。
まぁね、コレを目前にして
ここを歩かずにスルーできる人がいたら、お目にかかりたい(笑)。
それにしても…実際に見る掘割内部は、バターを切ったような、とはいかない、それなりにエッジの効いたものだった。まぁ当然やけど(笑)。
真ん中へんで、
やっぱりやりたい、見上げアングル(笑)。
ほぼ地面の高さから撮ってみたが、圧巻だった。コイツは凄い…。
抜けて振り返り。
いやもう、ここまで手の入ったこの疏水、どこからきてどこまで行っていたのか…。
痕跡が失われていたのと時間がなかったのとで、謎ばかりなのだが、上の写真でわかるとおりコンクリートが使われている。オリジナルか後年の補修かわからないが、昭和の中ごろくらいまでは使われていたものだろうか…。
そしてその先で、
道路と疏水の高低差は急速になくなる。
今さらながら、この疏水がスゲー気になってきた。現場ではテキトーで、後で後悔する…わたくしの悪いクセだ(笑)。左端に少し見えるのは、前回ご紹介した水源涵養林の標識。
からの~?
何度でも写真出したくなる~(笑)。
ホント、絵になるわ~…。
隧道前で見上げた断崖。
マッシヴ~ぅ。
できるものなら掘割にしたかったのだろうけど、なんぼなんでもコレは無理よな~(笑)。
そして改めて眺めてみる、
隧道の「柱」部分の上部。
大小の亀裂が入っているのが見て取れる。これがどういう状態なのか、素人なのでわからないが、これだけの巨岩を支えている「柱」の存在が奇跡みたいに思える。
明治8年から…実に142年ですよ!?
また「参拝」に行きたいな…。
最後に、ここを探索された先人こと、よとと隊長の記事。
そして、わたくしが途中で引き返したために明らかにならなかった「あの先」については、奇しくも同じ日に連載を開始されたヨッキれん氏の記事(初回)を。
反対側からアプローチされているので、わたくしも楽しみにしております。
…というわけで、ガッツリ乗っかってやりましたよ!(爆)
以上、完結。