2017年9月6日、仕事終わりの大阪・ナンバで見つけた物件をご紹介。
いや~知らなかった。
ナンバにこんな橋ができてたなんて。
川の名は道頓堀川。東側の四ツ橋筋・深里橋から見ている。
この半年、仕事で頻繁に足を運んでいたナンバだが、ほとんどはもっと南の南海難波駅周辺。この湊町駅・・・もとい、JR難波駅あたりは、久しく訪れてなかったので、情報が20世紀で止まってた(笑)。
さっそくチェック。
吊り橋であるのは初見でわかったが、近づくにつれ・・・
こりゃあナカナカにトリッキーな橋ですぞ!?
一見して歩行者用と知れる。近年の歩行者用橋梁はけっこう攻めたヤツも多いので楽しいのだが、ここもそんな感じがプンプン匂う。
帆船のマストのごとく、
屹立する一本主塔。・・・これも「主塔」でいいんよね?
一体なんつう型式なんだ?コレ・・・。
まあ渡ってみよう。
お名前は
イマっぽいフォントとアクリル製?銘板(笑)。
「浮庭橋」。
なーるほど。なんとなく空中庭園ぽい感じがしたけど、そういうコンセプトなのね、どうも。
こうして見ると完全に遊歩道なんだけども、
ワイヤーとケーブルのおかげでなんとか吊り橋感が出てるかな。
肝心の(?)緑の植栽が夏枯れ放置っぽいけど(爆)。ちょ~ちゃんとして~。
橋上の・・・真ん中あたりだっけか。このような
スケルトンポイント(笑)。
川が透ける感じを撮りたかったのだが、真上からからだと自撮りばりにガッツリとオノレが写り込むので、断念(笑)。
橋上から望む、
下流方面。
なんかイイね、都会の夕暮れって。
この橋の型式だが、調べてみたところ
「鋼床版箱桁吊り橋」だと。
確かに箱桁だ。こうやって観察してると、本橋の特異な点がハッキリしてきた。まあそれは後ほど・・・。
こちら、上流側。
ホントなんかイイね、都会の夕暮れって(笑)。
あー、さて・・・。
主塔のほうを向くと、そこは行き止まり。
そう、本橋の特異な点は、架橋方向と橋への出入りの方向がオフセットしてるってところ。つまり、架橋方向は道頓堀川に対して45度斜めっていて、橋へ至る両岸からの通路は川に対して垂直となっている。
これはネットでお借りした写真。
そうそう、正にこういうこと。
実はそれだけではなかった特異点・・・これまた後ほど。
こんな説明板がありましたよ。
そうか・・・原っぱか~・・・。
じゃあ夏枯れ放置もコンセプトどおりってことで(爆)。
もう一つの特異点、それは下に降りて見上げた時にようやく気づいた。
そう言えばこの橋・・・浮いてる。浮いてるわ。
要はだ、
この橋、吊られた箱桁が完全に浮いてるんだ、浮庭だけに(笑)。
この意味で、この上なき完全なる「吊り」橋ですわ(笑)。
いや~好き嫌いはあるだろうけど、こういうトリッキーな人道橋、キライじゃないわ~。
最後に、西側から。
・・・うん、
なんかイイね、都会の夕暮れって。もうよろしいわ(笑)。
以上、完結。