滋賀県道16号大津信楽線・上田上牧の旧道遺跡 【序】 | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2014年1月5日、仲魔の皆様に某物件をお見せするのにここへやってきて…驚いた。
 
 
 
 
32244a0e.jpg
 
 
ええーー!!てっきり通行止めは解除されたとばかり。
 
 
 
 
 
 
説明しよう。まず場所はコチラ。
 
 
 
 
「平成25年9月16日の台風18号により、県道大津信楽線では土砂流出、路肩欠損などに伴う通行止めが続いておりましたが、応急復旧作業完了の目途が立ったため、12月8日(日曜日)正午に通行止めを解除します。
なお、上田上牧地先において一部通行止め区間が残りますが、市道に迂回することにより、牧口交差点から大鳥居交差点間の通り抜けが可能となります。」
 
(県政eしんぶん報道資料 2013年11月29日公開分より)
 
 
 
以上、よくわかる解説でした(笑)。そう、この「一部通行止め区間」こそが、冒頭の写真。
 
 
県内徘徊でよく使うこの県道、上記の情報はわかっていたけど、通行止め区間が残っているとは知らなんだ。そうか…実際この区間って、かねてから県道指定を外れてもおかしくない、旧道扱いやったからなあ。地図を見れば分かると思うが、並行する市道のほうが完全にメインになっているのです。
 
 
 
 
 
 
インパクト有りすぎの光景に、当初の物件(今回の記事ではスルー予定)そっちのけで食いついたこの日。
 
 
当初は、その惨状にばかり目を奪われていたが、そのうち…
044035fd.jpg
 
 
 
 
2f5b238e.jpg
 
 
 
bd4b673e.jpg
 
 
気づいてしまった。
 
 
 
 
崩壊した道の下、本来なら人目に触れるはずもない場所に。
 
 
 
 
 
いろいろ、見えるのよ。
 
 
 
 
 
例えばね、
 
 
 
 
 
 
54211f73.jpg
 
!!!
 
まさに、出土。コレはもう、遺跡と言っても過言ではない。
 
 
 
 
 
 

 
 
この日はガッツリと某所を探索した後、しかも夕暮れ間近だったので、コレ以上は掘り下げず。家からすぐやし、また調査に来よう…と。
 
 
 
 
 
2ヶ月後の2014年3月2日。通りかかったので立ち寄ってみた。
9bcf5031.jpg
 
以前は崩れっぱなしだった手前の箇所には土嚢が積まれているが、全体的にはさほど変化はない。ココでもいろいろ見えてるね~。
 
この日も時間がなくて調査はできず。近所ならではの甘えもあり、それ以降訪ねられていなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
月日は流れ、ただ今ラマダン 謹慎中のわたくし、禁断症状の苦しみの中で思い出したのがココ。
 
 
いつ行くの?今でしょ!(古
 
 
 
 
 
 
【1】へ続く。