西河岸橋 (にしがしばし) (東京都中央区八重洲~日本橋本石町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2014年6月22日、関東出張の際にチェックした橋。夕方に商談が終わってその足で。日が長くてまだ明るいし、ましてやこの立地。
 
 
 
東京駅からも至近。有名な橋もひしめくこのエリアでは地味なこの橋。南側より。
 
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うーん、冴えませんな。この時点でそそるものは皆無。だが、
 
 
 
 
橋を路上からだけで判断できないことくらいは、とうの昔に学んでおりますゆえ、
 
 
 
 
 
 
粛々と親柱脇からのぞき込んで見ますれば、
 
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当たりやーん。ニヤリ
 
塗装されてそれほど経っていない感じのカンチレバー・ガーダー。優美なラインがイイね!
 
 
 
 
 
そしてそして~、注目すべきは
 
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煉瓦と切石?による橋脚。これも優美なカーブで処理されていて、素晴らしい!そしてこのカンチレバー・ガーダーが明らかに後年の架け替えによるものであろうビジュアル。対して橋脚こそがオリジナルであり、かつては普通のガーダーが直接載っていたのだろう。現橋のこの仕様は、おそらくは航行する船が大きくなったため、というのもあるのか?
 
 
 
 
 
 
 
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イイねぇ~!!
 
現場では気づかなかったが、ガーダー中央部に「西河岸橋」と書かれた扁額がある。これはもちろん、通行する船から見るための扁額だ。日本橋川~神田川のクルーズ、けっこう人気らしいが、参加してみたいなあ…。以前DAiNさんが記事にされてたっけ。
 
 
 
 
 
 
橋上より上流側の眺め。
 
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頭上を首都高都心環状線が走っているため、圧迫感がある。けど決して嫌いじゃないこの感じ。いかにも大東京の橋っぽくて。
 
 
 
 
 
そしてこちら下流側
 
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あえて川面に揺れる首都高を狙ってみました。そしてあちらに見えるは、日本有数の有名な橋。記事は改めて別の機会に譲るが、
 
 
 
 
 
1枚だけチラ見せ…いや、ガッツリ見せ(笑)。
 
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さすがですね~。
 
 
ところで、この橋からあの橋が見えるということは、あの橋からもこの橋が見えるということ。…うーん、頭の悪い文章(爆)。
 
 
 
それがコチラ。
 
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わざわざお見せするほどのもんじゃないですな(爆)。
 
やはり天下の有名橋に比べたら地味極まりない。…まぁそれでこそ、拙ブログで取り上げるべき物件でしょうよ(笑)。
 
 
 
 
 
最後に、北側より。
 
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これまた、わざわざお見せするほどでもないけど、一応定型フォーマットとして、ね(笑)。
 
ちなみに帰ってから調べてみたら、この橋、土木学会選近代土木遺産Cランク物件だった。へ~。
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、完結。