木曽御嶽、噴火。 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

なんと、木曽御嶽が噴火しましたな。7年ぶりとのことですが、今回は大勢の死傷者も出ているようで、お見舞い・お悔やみを申し上げます。
 
 
 

 
 
 
先日激白したとおり、わたくし大学時代の5年間(気にするな・爆)、御嶽の夏山バイトをしていました。今回噴火したのは自分がいた小屋のすぐ裏あたり、おそらく地図のポイント一帯のようです。
 
 
自分がいたのは、王滝頂上の御嶽神社社務所。ここが田の原からの登山道、通称王滝口の頂上でした。ポイントから右へずれて王滝村と木曽町の境界線近くが王滝頂上となります。社務所から石段を降りたところに山小屋(当時の名前は松越山荘だっけか)があり、このふたつの小屋と御嶽神社の頂上奥社が、王滝頂上にあったすべてでした。
 
 
今回空撮映像でどっさりと灰をかぶったこの二つの小屋が映し出されるのを見て、衝撃を受けるとともに、自分がいたころの写真を改めて探してみました。
 
 
撮影年月日は色んな日のが混じっています。何しろ延べ5ヶ月ほどもいたわけなので(笑)。時期としては昭和63年~平成4年ごろのものです。今回も当時の写真を携帯で撮って載せてるだけなので、画質や色調がおかしいのはご容赦を。
 
 
 
まず、自分のいた王滝頂上社務所付近から、今回噴火したと思われる方向を見たアングル。
 
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当時、常時噴煙は出ていましたし、ゴ―ー!!って轟音も常時出ていました。つまり慣れっこだったわけで。向こうに見える屏風みたいな頂は6つ(やったっけ)ある御嶽のピークのひとつ、継母岳。ここの山頂がまたヤバい…。
 
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これもタテになっただけのほぼ同アングル。
 
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そして夕方(笑)。
 
 
 
 
 
 
無謀ですが、若気の至りと許してください。
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先述のように、当時は常時轟々と噴気していました。硫黄の匂いも常に漂ってましたけど、基本的には吹きでてるのは水蒸気で、当然入山規制には遠く及ばないレベルのガスでしたけどね。
 
 
 
 
 
これは奥の院からのアングル。奥の院は地図内ポイントの左下あたり。
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左上が最高峰の剣ヶ峰、標高3067m。噴気坑の右上方向に王滝頂上があります。
 
 
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コレは王滝頂上に戻る途中、「日の御門」あたりからですな。まあさっきのアングル違いですな。
 
 
 
 
 
 
 
 
王滝頂上から剣ヶ峰へ向かう際に通る、通称八丁ダルミ。
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アレに見えるは噴気でございます。ちなみにこの八丁ダルミ、台風の時に歩いたらマジで飛ばされます(瀧汗)
 
 
 
 
 
剣ヶ峰の山小屋「旭館」(今はたぶん違う?)前から見下ろした王滝頂上。
 
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ちょうど真ん中に見えるのが王滝頂上社務所、その向こうは雲海です。
 
 
 
 
 
 
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コレも剣ヶ峰のどこかから。向こうの崖の右端外側あたりが奥の院になるかな~?
 
 
 
 
 
 
というわけで、つれづれなるままに、今回噴火したあたりを周囲から見回した感じにお届けしました。こんな事態で不謹慎かもですが、実に久々にヤマの写真を見返したので、めっちゃ懐かしい気持ちになりました。
 
 
御嶽は、本当に広大で美しい山です。6つのピークを含め、山頂エリアはかなりシバキ倒した自負がございますので、需要があるようなら時々貼ってみようと思います…デジタル化してない写真が残念ですが(笑)。
 
 
 
 
 
 
以上。