遥かなる摺子発電所 【5】 (奈良県吉野郡下北山村下桑原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【4】より続く。
 
 
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再び、陽光に別れを。
 
12分かけて上部水槽まわりを探索したわたくし、落筏路との分岐点まで本坑(導水路隧道)を戻った。
 
 
ピカさんご提供写真による、
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落筏路分岐点からの振り返り。
 
正面が先ほどまでいた上部水槽、下の人(きょくちょ~さんかな?)の背後が、アルミ梯子が置かれた急斜面。で、写真左上方向が、スタート地点である落筏路の吐口方面、となる。
 
 
楽しいオプションは、とりあえずおしまい。
 
 
 
ここからは、いよいよ
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延長3kmにも及ぶと言われる導水路隧道を、ひたすら遡上していく。
 
時刻は8時56分。暗黒の道行き、進軍開始。
 
 
いかにも水路隧道っぽい、全方位完全コンクリート製の洞内。最初のうちは、先ほどピカさんが写真を撮られていた右上のひな壇(ってか、歩廊でしょうな)が寄り添っていたが、
 
 
ほどなくして
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ふっつりと終了。そこで洞内断面もキュッと狭くなっていた。
 
いや、正確に言えば、ここで断面が広くなっていた、ってことですな、導水方向的には。
 
 
ちなみにピカさん、歩廊の終点まで逝かれてたみたいで。
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こんな感じ。ココ歩くのも地味に怖そうやったけどな~。
 
 
 
 
で、上のピカさんご提供写真写真にも写ってるんやけど、

 

ちょうどこの断面変化ポイントに、
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チョー大量の密集こうもりさんが!
 
 
 
コレは圧巻の数やったな~。何百匹いたんだろうか?何気に碍子も写ってるけど、目に入ってこないし(笑)。
 
 
 
 
 

 

 
断面が小さくなったといっても、
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依然として、道路隧道程度以上の大きさは保っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水没の様相だが、
 
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実際のところは長靴で全然余裕の水位。水たまり程度だった。
 
 
 
※ココでもう一度。これは2010年11月21日の記録につき、現状は不明です。
 
 
 
 
 
 
 
一定間隔で、
 
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碍子も見られた。ボケボケ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、断面サイズ変化点から進むこと3分。
 
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突然、天井部の巻き立てが終了。
 
 
 
これは振り返っての撮影。
 
 
 
 
 
 
 
なんでこういう仕様になっているのかは不明だが、
 
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なんか異様に迫力あるな~コレ。
 
 
 
とはいえ、実に歩きやすい洞内。仲間がいるから、精神的な重圧もない。こんな感じなら、なんぼでも行けそうだけどな・・・。
 
 
 
ちなみに前方の光は、先行する仲間のもの。当然ながら照明がなければ真の闇だ。
 
 
 
 
 
 
 
・・・のはずが?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんか前方に、仲間の照明とは違う・・・明かり。明かり?
 
 
 
 
 

 

接近中に撮影もしてるのだが、ことごとく失敗。
 
 
 
 
 
 
よって、写真的にはイキナリだが・・・
 
 
 
 
 
 
 
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!?
 
 
 
時刻は9時8分。
 
 
 
 
突如、洞内天井に開口部が!そしてそこで立ちつくす仲間たち。
 
 
 
 
 
 
 
お遊びは、ここまで、だった。
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
【6】に続く。