【4】より続く。
再び、陽光に別れを。
12分かけて上部水槽まわりを探索したわたくし、落筏路との分岐点まで本坑(導水路隧道)を戻った。
ピカさんご提供写真による、
落筏路分岐点からの振り返り。
正面が先ほどまでいた上部水槽、下の人(きょくちょ~さんかな?)の背後が、アルミ梯子が置かれた急斜面。で、写真左上方向が、スタート地点である落筏路の吐口方面、となる。
楽しいオプションは、とりあえずおしまい。
ここからは、いよいよ
延長3kmにも及ぶと言われる導水路隧道を、ひたすら遡上していく。
時刻は8時56分。暗黒の道行き、進軍開始。
いかにも水路隧道っぽい、全方位完全コンクリート製の洞内。最初のうちは、先ほどピカさんが写真を撮られていた右上のひな壇(ってか、歩廊でしょうな)が寄り添っていたが、
ほどなくして
ふっつりと終了。そこで洞内断面もキュッと狭くなっていた。
いや、正確に言えば、ここで断面が広くなっていた、ってことですな、導水方向的には。
ちなみにピカさん、歩廊の終点まで逝かれてたみたいで。
こんな感じ。ココ歩くのも地味に怖そうやったけどな~。
で、上のピカさんご提供写真写真にも写ってるんやけど、
ちょうどこの断面変化ポイントに、
チョー大量の密集こうもりさんが!
コレは圧巻の数やったな~。何百匹いたんだろうか?何気に碍子も写ってるけど、目に入ってこないし(笑)。
断面が小さくなったといっても、
依然として、道路隧道程度以上の大きさは保っている。
水没の様相だが、
実際のところは長靴で全然余裕の水位。水たまり程度だった。
※ココでもう一度。これは2010年11月21日の記録につき、現状は不明です。
一定間隔で、
碍子も見られた。ボケボケ・・・。
そして、断面サイズ変化点から進むこと3分。
突然、天井部の巻き立てが終了。
これは振り返っての撮影。
なんでこういう仕様になっているのかは不明だが、
なんか異様に迫力あるな~コレ。
とはいえ、実に歩きやすい洞内。仲間がいるから、精神的な重圧もない。こんな感じなら、なんぼでも行けそうだけどな・・・。
ちなみに前方の光は、先行する仲間のもの。当然ながら照明がなければ真の闇だ。
・・・のはずが?
なんか前方に、仲間の照明とは違う・・・明かり。明かり?
接近中に撮影もしてるのだが、ことごとく失敗。
よって、写真的にはイキナリだが・・・
!?
時刻は9時8分。
突如、洞内天井に開口部が!そしてそこで立ちつくす仲間たち。
お遊びは、ここまで、だった。
【6】に続く。