2009年10月17日、初めての三重県遠征。同時に、この趣味で実質初めての、滋賀県外への遠征となったこの日。これまで記事にしているのは、当日のハイライト、三重r603大杉谷海山線・大台側・・・だけかな?
本日ご紹介するのは、帰り際、日暮れ直前に見つけた、我が初めての「アレ」。
改めて書いておきますが、本記事は当時の記録です。現況はわかりかねますので、ご注意ください。
ホームへ帰還するべく、国道166号を東進中だった17時01分。メンタル的にはもう終了モードに入っていた。こんなに早い時間にスイッチをオフるとは、甘いのう、当時のわたくし(笑)。
眼下に見えた櫛田川の相がイイ感じだったので、ちょっと停車。
滋賀では見たことない、ちょっと凄惨な感じ。和むわ~(変?)
そんなのんびりモードの中、視線を右側の上流方向へと・・・
そこに見えた光景により、一瞬にしてシャキーーン!となった。
これ。
恥ずかしながら当時のわたくし、コレがなんなのかわからなかった。
わからなかったが、どうもこれは橋の痕跡のようだ、ということだけはわかった。
そして、
「道」の痕跡でもあるな、と。
当日はテンション急上昇により気にしなかったのだが、よく見ると左側にももう一本道の痕跡がある。・・・旧道?
まあとにかく、コレは現場へ急行せねば!セネヴァ!
というわけで、
この魅惑のアプローチより接近。
遅ればせながら、場所はコチラ↓
※記事タイトルの物件名は、近くのバス停名から拝借しました。
「全面通行止」
この魔法の五文字は、どうしてこうもそそるのだろうなあ(笑)。
いや、そんなことは置いといて、こんな常設看板があるってことは、以前から、そしておそらくは以降も、この道はこのまんまなんだろうな、と感じた。
そして、開けた視界。
おおおお~!
コレはスゲーー!!
やっぱり!これは桁が流された橋だったんだ!
ずいぶんと初々しい感想でしょ(笑)。でも実際、コレ以前はちまちまと滋賀県内をウロチョロしてただけで、こんな衝撃的な「廃の風景」は見たことがなかった。なんせ「キャリア初期」だから(笑)。
そして思った。もしかして・・・これがいわゆるひとつの「沈下橋」ってヤツじゃないのか?と。
知識として、「沈下橋」という増水したら水面下に沈む橋があるということは知っていた。が、なんせ実物を見たことがないもんだから。
しかも初めて見たのが、こんな桁が流失した姿だったために、そのことに気づくまでに5分以上かかった(笑)。
そう、これが我が初めての「沈下橋」体験だったのであります。
まあ、さっきの写真でほぼ語り尽くしたような物件なんだけども、わたくしもうちょい引っ張る(笑)。
ここに架かってた桁、
いつ流されたんだろうか。やはり・・・宮川村に壊滅的な被害をもたらした、あの平成16年の台風21号だろうか?
それにしても・・・あの橋台・・・つうか
バカでかい岩。すんごいなアレ。
これ以降、それなりの数の沈下橋を見てきたけど、
櫛田川の佇まいも込みでの、このハードコアな雰囲気。
インパクトでは未だ上位にランクされる物件であります。
いや~、
改めて今見て、当日の衝撃が蘇ってきた。
ファーストコンタクトから、時間にして13分。
堪能した。
あ、「渡った」なんて破天荒なオチはありませんよ?
以上、完結。