伊香立南庄の謎未成道 (滋賀県大津市伊香立南庄町) 【前篇】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2013年6月2日、よく通る県道のそばで、今まで見逃していたネタを拾った。
 
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
元々は真野川に架かる橋をチェックしに寄ったのだ。その名は野渡川橋(のとがわばし)。
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コレは県道方向を向いている。橋自体はまあ新しいものだったが、後ほど再登場。
 
 
こんな非常に立派な道路だが、180度振り向くと、ちょっとおかしなことに。
 
 
 
 
こんなだ。
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立派な道路はギューンと右へ、せっかくの高規格もさっそくすぼまってしまっている。
 
 
 
が、
 
 
 
 
 
 
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道路としては明らかにまっすぐ続いている。
路上にはペイントまで。
 
 
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匂い立つ未成の薫り。どう見ても未成道だねコレ。
 
 
まるで誘っているかのような、甘~い封鎖。ど真ん中には手書き感あふれる看板。
 
 
 
大津市道
道路上に於いて
駐車及遊戯を禁ず
大津市建設部道路建設課
大津市伊香立南庄自治會
 
 
 
言い回しや漢字遣いがどことなく時代がかっているのが気になる。うーん。
 
 
 
 
 
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コレは先ほどの野渡川橋。嬉しいことに旧橋の親柱が残されており、そこには「昭和廿七年十二月竣功」と刻まれていたが、現橋の竣功は銘板にある通り、平成9年3月。
 
 
この橋の架け換えと、そこから一直線につながる先の未成道とがまったく無関係とは考えにくい。よって、この平成9年という年代を基準としての「未成歴」を想像していたのだけど、上記の看板の醸し出す時代感とは少々のズレを感じませんか?完全に昭和の薫りを感じませんか?
 
 
それとも、道の成り立ちと看板の成り立ちは切り離して考えるべきなのか?謎。
 
 
 
 
 
 
まあ何はともあれ、大事なことは
 
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「立ち入り禁止」って書いてなかったことッスよね~。
 
超そーッスよね~。
 
 
 
 
 
 
当然、調査調査調査ァァァ!!
 
 
 
 
 
 
 
【後篇】に続く。