先日のたからったさんの記事を見て思い出したネタを投下。地味にお気に入りであります。
2017年3月30日、仕事で訪れた大阪府守口市にて、けしからん気配を放つ橋を発見。今までなんで気づかなかったんだろう?
さっそくにアプローチ。
あの先に見えてきた。
ちょっと異彩を放つこの道、同好の士なら惹かれるものがあるんじゃないだろうか?この道の出自については後ほど。ちなみに、今見ている方向への一方通行となっている。
さあ!着いた!
あ~、遠目に感じた匂いどおりの橋だったわ(笑)。
右側の高欄には何の情報もないけど、
左側にはめっちゃそそる銘板が見えてるので、さっそくチェック。
![033f2dfd.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20190331/13/quicknick/4e/48/j/o0560031514382030985.jpg?caw=800)
「昭和貮拾七年四月
株式會社中政組架橋」
イイねぇこの銘板!「貮」はちょっと変な漢字やなあ。下の点がないバージョンやけど変換では出てこない。
で、コッチではまだ橋のお名前はわからない。
橋上にて、右側を見ると、こう。
真っ正面に、京阪本線の守口市駅!
そう、この橋、駅から至近に丸見えの、道路をまたぐ橋=架道橋なんであります。ここでようやく地図を。↓
京阪には仕事でしばしば乗ってるし、いつも昭和の子供みたいに(笑)外ばっかし見ているわたくしなのに、なんで今まで気づかなかったんだろう?ふ~し~ぎ~。
渡りきって振り返り。
まあ一般的に橋好きの方でもそう食いつかない類い…なのかなあ(笑)。
今度は右側だけ銘板がある。
「本町橋」。お名前いただきました!
最低限必要な二枚の銘板を備えている時点で、もう心憎い(笑)。カユイとこをイイ具合に掻いてくれるわ~(笑)。
なんてことない高欄だけど、
シンプルな感じがイイ。
さて、こちら側のたもとにはこのような説明板があった。
「文禄堤」。
詳しくは各自読んでいただきたいが、冒頭でお見せしたこの独特な気配を放つ道は、かつて豊臣秀吉が築かせた淀川左岸堤防道路の貴重な遺構なのだった。
では、降りてみますか、「堤防」から。
最初にアプローチしたあの銘板の脇から、下の道へと降りる階段がつけられているので、そこから…
ようやくのサイド・アングル。
香ばしいなあ~(笑)。
降りてからの「ちゃんと見せバージョン」で。
![033f2dfd.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20190331/13/quicknick/4e/48/j/o0560031514382030985.jpg?caw=800)
コンクリート製のラーメン橋。それなりに年季が入って、けっこうイイ感じを出している。
歩道の脇には
ちょっと味のある手描書きで「本町橋」と。
最後に、駅前交差点付近からの遠望で。
こうして見ると、なかなかステルス性が高いなあ。
長年気づかなかったのもわからんでもないな、我ながら。
よかった~、気づいて(笑)。
以上、完結。