川原町の鋼製水管橋 (佐賀市川原町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2017年7月16日に敢行した、酷暑の佐賀市街地彷徨。熱中症寸前のコンディションの中で出会った、おびただしい数の様々な橋たち。灼熱地獄の橋梁天国とは、これ如何に!?
 
 
当日それらをプロットしたのがコレなんだけど、
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あのコンディションで、自転車で、まあまあ頑張ったと思う(笑)。
 
 
そんな中で、今宵ご紹介するのは、実は地味に一番食いついたかもしれない物件。ワケあって、写真少なし。
 
 
タメなしでどうぞ。
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思わず、カッと目を見開いた(笑)。
 
 
さー、上のプロットでどれに該当するでしょうか(笑)。
 
 
コレは・・・(たぶん)そうそうお目にかかれないレベルの、
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めっちゃ古い水管橋だ!しかも現役っぽい。
 
 
両岸の口とも煉瓦組みとなっているのに加え、
 
なんといってもこの鋼製橋脚・・・いやさ、
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全てが鋼製。
 
コイツはかなりのヴィンテージものじゃないか!?カッコ良すぎる!
 
例によって何も調べてないのであくまで推測ながら、この水管橋、新しく見積もっても戦前の、ヘタすりゃ大正物件かもしれない。この優美な丸みを帯びた橋脚のデザインからは、意匠を凝らした大正の道路橋梁たちと同じ匂いを感じた。
 
 
引きで全体を。
26fcc931.jpg
 
 
 
ホントはもっと舐めるように撮りまくりたかったのだが・・・。
 
実は上の写真左側、ネットで仕切られた向こうは、珍しい川床のプールになっていて、子どもたちが水遊びをしておったんですね~。
 
もちろんそれを見守る保護者もいるわけで、あんまりバシバシ撮影するのが憚られたので、記事に上げたこの4枚の写真で全て。無念。
 
 
 
佐賀市は終戦間際に空襲を受けているようなのだが、それを感じさせないくらいそこかしこに、昭和初期以前、明治時代までの橋が点在している。こりゃあ大変な町だ。
 
幸か不幸か一般受けする観光地がないために俗化しておらず、県庁所在地にしてこの落ちついた雰囲気は、なんとも好ましい。もっとじっくりと廻りたい・・・できればもっとイイ季節に(笑)。
 
 
この日の物件、大ネタはなかったが故にどれだけ記事になるかはわからないが、今宵のような「良質な小ネタ」として、今後も登場してもらうだろう。
 
 
以上、完結。