林道樫山小匠線 【序】 (和歌山県西牟婁郡那智勝浦町小匠~古座川町樫山) | 穴と橋とあれやらこれやら

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
怒涛のように早く過ぎ去った2015年。いやもう、加齢に伴って、そのスピードたるや・・・(笑)。
 
 
そのフィナーレを飾った12月26日~27日の南紀徘徊において、唯一確固たる目的があった。それが今回ご紹介するこの道を踏破すること。その名は・・・
 
 
 
林道樫山小匠(かしやまこだくみ)線。
 
 
 
古座川町樫山を起点とし、那智勝浦町小匠へと至る、極めてマイナーだったこの道は、昨年あの業界最大手サイト「山さ行がねが」で紹介され、一躍全国の同好者に知られる存在となった。ご他聞に漏れず、わたくしもその記事を見て、ぜひ訪ねてみたいと思わされたクチなのだが、実は・・・。
 
何を隠そう、樫山という地については、奈津子先輩のトコで拝見して、かねてから憧れの地でもあり、漠然といつかは訪れてみたいと思っていた。
 
そんなところへ「山行が」での記事を拝見し、「この素晴らしい道を通って、あの憧れの土地へ行けるのだ」という事実を知るに及び、「漠然と」が「いつか絶対!」に変わった。その念願を果たす機会が、ついにやってきた、とこういうことなんでありました。
 
 
 
 
まずは、その全貌をお披露目しておこう(ぜひ拡大してご覧ください)。
 
b2e9ba3a.jpg
 
 
 
距離にして約8km。この道程を、これより記事にして参ります。
 
 
(「山行が」管理人の)ヨッキれん氏は、自転車でこの道を踏破した。対してわたくしは徒歩。記事を拝見し、四輪で抜けられる道では(今や)ないということは理解したが、体力的なことを考えると、可能なところまでは車で進攻しておきたい。
 
 
 
 
 
 
というわけで。
 
 
 
 
地図内で東(右)から現れる県道表記は、
 
a85afae2.jpg
 
 
 
和歌山県道234号長井古座線。
 
 
 
 
 
 
 
これを西進してきた。分断県道であるこの道が、分断点に向けて左折する場所、
 
59214f62.jpg
 
 
 
それがココ。
 
県道が左、直進すれば「ふるさと林道小匠小森川線」となり、和歌山県道43号那智勝浦古座川線へと抜けられる。
 
 
念のため、ココですよ(笑)。
 

 
 
・・・思えば、はるか離れた滋賀県草津市からカーナビにセットした目的地が、この何もない分岐点っつうのも、かなりシュールな話やな(笑)。
 
 
 
 
左折すると現れるのが、
 
40d157db.jpg
 
 
 
「車輌規制 普通車以下通行可」。
 
・・・なんかまわりくどくないかコレ!?普通車通れんの?また~。
 
 
 
 
先に言っときますけど、激しくウソですからね?
 
 
 
 
だが、まだしばらくは行けるはずだ・・・少なくともこの先のアソコまでは。
 
 
 
 
435ee3c2.jpg
 
 
 
このような心温まる道を進むこと5分。
 
 
 
 
 
現れるのは、
 
89705f84.jpg
 
 
 
苔むしたダム。パノラマ~。
 
その名は小匠ダム。1959(昭和34)年に完成した古いダムである。イイ雰囲気~。
 
 
 
 
 
・・・って、それはイイけど、立ちふさがるこのダム、林道はどうなった?
 
 
 
 
 
7a8c2fed.jpg
 
 
 
 
 
 
ええ~。
 
 
 
 
 
【1】に続く。