もう、夏の欠片もすっかりなくなり、
これから秋本番というところでしょうか?
丁度、夏の終わりころ、
お花の絵のオーダーをいただきました。
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好きなお花があればと思ったのですが、
リクエストいただいたのは秋のお花。
そして、窓から覗いている感じの2ニャンの後ろ姿(頭と手
あくまでメインはお花で、サブが猫。
おぉ~~~、親バカさんなのに、
猫をサブで!なんて、
なんとも奥ゆかしい。
(真ん中にドーンとお願いしますって言いたくなりますものね)
お花は黄色がいいということだったので、
色々探しましたよ。
黄色い花・秋の花・窓から見える花。
そして、ここからは絵を描くにあたって私が意識したこと。
絵にしたときに花も猫も引き立つ。
秋の風を感じられる。
現実にありそうな光景。
そんなことを考えて提案したのが、
『良かったら葉っぱにしませんか?』
だーかーらー、
花を描いてって言われてるじゃんっ!
ふつうってなりますよね。
秋といえば紅葉の季節。
リクエストいただいた内容で思い浮かんだのが『黄葉』だったんですよ。
いわゆる『紅葉』ってモミジやカエデなど葉っぱが緑→赤になるものを指します。
ですが、葉っぱが緑→黄色になるものは『黄葉』といい、
呼び方も『紅葉』と同じコウヨウ。
で、快諾いただき『イチョウ』をメインで描くことにしました。
赤く染まったモミジの木々は深い秋を思わせますが、
黄色くなったイチョウはたった1本でも存在感があり、しっかり秋を感じます。
そしてたくさんの葉っぱが落ちた地面は、それはそれは美しい金色に見えて、
とても綺麗なんです。
イチョウと猫。
そこに色味と動きが欲しくて、
夏の終わりから晩秋まで飛び回る赤トンボを加えました。
すっかり黄葉したイチョウを眺める風情あるお兄ちゃん
イチョウはそっちのけで、飛んできた赤とんぼにくぎ付けの弟君
そんな設定で。
なーんか物足りなくて最後の最後に加えた赤とんぼですが、
とてもいい仕事をしてくれましたよ。
もしかしたらこの絵の中の陰の主役は、赤とんぼかもしれませんね(笑)
秋は行楽の季節ですが、
お家の中でも季節を感じてもらえたら嬉しいなぁ~
まきこさん、オーダーいただきありがとうございました!
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早くいつもの世の中に
にゃまびえ
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