先日、『梅雨が来ない』とちゃかしていたら、関東本日梅雨入り宣言。
なんだか、してやられた感満載です。
そうそう、先月ですが、日本メディカルハーブ協会のイベントで、
昭和薬科大学へ薬草園見学に行ってきました。
昨年も行きたくてトライしたのですが、抽選でに漏れてしまって…。
念願の見学会、楽しんできましたよー
今日はちょっとマニアックな記事になりますので、
『へーっ』に見てもらえたらいいな、と思います。
薬科大ですので、学園内で薬草(ハーブ)を育てていて沢山の種類を見ることができるのですが、
ハーブの見ごろは7~8月らしく、今回花が咲いているのは一部でした。
また、薬草園以外でも学園内の道すがらいろんな草が生えており、
雑草のように『トリカブト』が群生(サスペンスの香りがプ~ン)。。。
では、まずメジャーなところからいってみましょっ!
ドクダミ(白)とウツボグサ(紫)
ドクダミは漢方の生薬では十薬(じゅうやく)と言って、デドックス効果のある薬草。
ウツボグサは利尿剤としてむくみ取りに使われたり、口内炎や扁桃炎にも効果がある薬草です。
アマ
この花の種からあの亜麻仁油が採れるんですね~。
こちらは、ステビア
いろんな飲み物や食べ物に使われている甘味料のステビアです。
この葉っぱをかじると本当に甘いんですよ。
タイセイ
黒い花のようなものが沢山付いているんですが分かりますか?
これは藍染に使われるそうです。
コンフリー
以前は青汁に使われていましたが、肝障害を起こす危険性があると分かり、
現在は使われなくなり、主に薬剤として活躍。
ラムズイヤー
ポプリやリースによく使われるようです。
アンジェリカ
漢方の生薬では『当帰』といい、消化不良や食欲不振にいいハーブです。
そのままではセロリのような味がしますが、ハーブティーでいただきます。
ではここら辺で、ちょっとマニアックエリアに入っていきますよー
ミルクシスル
肝機能の修復を助けるといわれるハーブ。
主に、種子を使います。
モナルダ
とても可愛い花ですが、殺菌効果や安眠作用もあるというハーブです。
シロバナムシヨケギク(除虫菊)
この花の成分は蚊取り線香に使われています。
ジキタリス
葉っぱに含まれている成分が不整脈などの治療に使われていました。
そしてちょっと名前が似ているこちらは
ケジキタリス
強心利尿剤の原料になっています。
ポドフィルム
下剤に利用されたり、腫瘍の治療に使われたりする薬草。
もっとたくさんあったのですが、
ちょっと変わった花とか、名前は知ってるけどってものをピックアップしてみました。
4月~10月までは月一で大学のイベントとして薬草教室も開催しているそうです。
ご興味のある方は大学の薬草園HPでご確認ください。
ちなみに今日ご紹介した薬草の中にも、有毒なものがあります。
興味だけで、決して決して口にされませんように。。。