恐れていた梅雨感はあまりないまま、
ボチボチ夏仕様な日常になってきています。
今年初のパピコも食べてしまいましたし(私にとってパピコは夏の季語のようなもの)。
こう季節が変わってくると、大好きなりんごよりジューシーな果物が欲しくなります。
私が子供の頃(どっぷり昭和の時代)は今と違って常におやつとかは置いていませんでした。
お友達が来るときにスーパーの袋菓子が出てくるとか、
誕生日やクリスマスの時ケーキが食べられるとか、
横行していたお中元やお歳暮で、
心ある方(子供のことも考えてあえてビールの詰め合わせにしない)からいただいた洋菓子とか。
なので、普段は甘いものと言ったら、スイーツより果物の方が多かったような気がします。
が、だいたい砂糖のかかったグレープフルーツかデラウェアが定番でしたね。
でもね、たまに贅沢フルーツが食べられる時があるの。
それは、…
病気の時。
風邪を引いて辛い時は、特別なフルーツを買ってもらえるので嬉しかった!
その特別フルーツの定番が『桃』。
甘くて、ジューシーで、ほっぺが落ちそう。
でも、何てったって風邪っぴきですからね。
食欲はないんですが、その特別フルーツを美味しく食べられる方法があるんですよ。
それは『ご馳走にあやかる』法。
すなわち、私以外が風邪を引く方式。
つまり、
弟が風邪を引く
↓
桃が我が家にやってくる
↓
ご馳走に便乗できる
↓
さらに!食べられない弟の分も頂戴する
↓
ラッキー
心の中の黒い何かが盛大にカマを振りまわしているような(笑)。
なんとも邪悪な子供ですね~
私の中では『桃』といったらそんな特別な日を思い出す果物。
千趣会~田舎から届いた和風もめんのおくりものの会~もも
こちらは全くもって邪悪ではなく、とても素朴でほんわかします。
つまらん思い出はともかく、
やっぱり季節のものっていいですね。