百聞は一見にしかず | ねことアートと彩ある暮らし

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猫を愛で 好きなものに囲まれて
今日を愉しむ絵描きのブログ

2月と言えばバレンタイン。

 

多くのお菓子屋さんやデパートなどでは

 

チョコレート、チョコレート、チョコレート、…。

 

おせんべい屋さんでもチョコレートがけ。

 

先日訪れた、おこし屋さんでもチョコレートがけおこしが季節限定でしたよ。

 

日本全国チョコ祭り!

 

そんなチョコにあやかり、今月のスイーツはチョコものにしました!

 

何かというと………、

 

ザッハートルテ。

 

オーストリアのウイーン伝統のチョコレートケーキなのですが、

 

実はこのケーキを巡って戦争が勃発したという。

 

あっ、戦争って言ったって戦車が出たりミサイルが飛んだりってゆう

 

物騒なものじゃなくって、口論というか喧嘩みたいな感じ。

 

まー、争いはこんな感じでして。

 

オーストリアの政治家メッテルニヒの依頼で若き料理見習いが作ったのが

 

ザッハートルテ。

 

そののち彼の息子が創業したホテルザッハでこのザッハートルテ売り始めた。

 

ところが、このホテルが財政難に見まわれ、

 

門外不ひつだったザッハートルテのレシピを

 

資金援助の代わりにデメル(息子の嫁の家)に流し、

 

この夫婦が他界した後、ザッハートルテは誰ものか!という争いが起きたという。

 

つまり、ホテルザッハのザッハートルテとデメルのザッハートルテ、

 

正真正銘本家本元のザッハートルテはとっちだ!という争い。

 

でもこれ、裁判にまでなったんですよ、しかも7年もの間。

 

一応判決では、

 

ホテルザッハの方がオリジナルザッハートルテ

デメルの方がエドワード(職人の名前)ザッハートルテ

 

となった。

 

が、実際どう違うの?って思うでしょ?

 

見た目もしかり、テイストや味。

 

気になりますよね。

 

でも、デメルは日本にあるけど、ホテルザッハは日本にはない。

 

つまりですよ、ウイーンに行かないとホテルザッハのザッハ―トルテは食べられないんです。

 

じゃあ、どうするの?

 

………。

 

行くでしょ!

 

ってことで、行ってきたのがかれこれ20年近く前。

 

若かったね~。

 

自分なりのジャッジをつけたいというだけで行ってしまった(笑)

 

で、ついでに音楽で習った『ドナウ川』を船で渡り、

 

死ぬほどスイーツ(あの重ーいドイツ菓子)を食べ、

 

お腹ポンポコリンの旅になりました。

 

結果、サンドされた杏ジャムとスポンジの食感バランス、

 

そして、コーティングされたチョコとの甘さのマッチングから

 

私は断然ホテルザッハのザッハートルテがピカイチだと思いました。

 

 

旅行に行く折には、ぜひぜひ食べ比べを!!!

 

 

チョークアートの記念日ボードやインテリアボードなど各種制作販売承ります。

 

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